COMPOSER " HiB "（２）

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side 那須 雄登









Aが部屋から飛び出した後、









追いかける事も出来ず、ただ呆然と立ち尽くしていた俺に、









「 那須、いい加減にしろよ。








、Aに当たってんじゃねえよ、！！ 」









浮所はそう怒鳴って、俺を突き飛ばした。









当然、言い返すなんてことは出来ない。









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前にAが倒れた時、



もう絶対に無理させない。 そう決めたのに。









無理させるどころか、傷つけた。









涙を目に溜め、唇を噛んで俺を見つめるAの顔が、脳裏から離れない。









Aが俺らの為に、わざわざジャニーさんに頼み込んでまで俺らに曲を作らせてくれた事は十分分かってたのに 。









俺がその気持ちを踏みにじったんだ。











「 、とりあえず、今はAを探そう。



一世、Aに電話して、何処にいるか聞いて。 」









藤井くんが、殺伐とした空気を変えるように話し出した。









「 、俺、探してくる。 」










そう言って、部屋を飛び出した浮所。










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金指から居場所を聞いたら、俺も探しに行って、







ちゃんと、ちゃんと謝ろう。









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そんな甘い考えは、通用する筈無いのに。









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いつまでも自分勝手な俺は、そんな簡単な事にも気づけなかった。









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