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共同作業、とはいえ曲を作るのはそんな簡単な事ではなくて。











『 急にに作ろうとしても難しいから、ゆっくり教えてくよ。

どんな曲が作りたいのか考えといて? 』









ピアノをポロポロと弾きながら、「はあーい」と適当な返事。











『 ていうか、龍斗ってホントに手足長いよね。』









スラリと伸びる細長い腕を見て、思わずそう言うと、








「 よく言われる 〜 」






と、ドヤ顔。









『 腹立つなあ〜 。 でも、手も大きくてピアノ弾きやすそう。 』









ピアノに触れる大きくて骨ばった手をじっと見つめていると、その手は私の手に触れた。









「 Aちゃんは手小さいよね。 可愛い。 」









そう言って、私の掌を自分のと合わせた。










触れている部分が妙に熱いのと、私を見つめる龍斗の透き通った瞳に、心臓が暴れ出す。










『 っ、駄目だ。龍斗ってホントに年下に見えない。 』










「 俺もAちゃんが年上に見えない 」










『 うるさい 』









ははっ、と笑って手を離し、再びピアノを弾き出した余裕の龍斗に少し腹が立って、









龍斗を邪魔しようと横から手を伸ばした。










そんな私を横目で見た龍斗はわざと身体を後ろにズラし、









横から勢いよく伸ばした私の手は行き場を無くしてバランスを崩す。









『 わっ、! 』









お腹に回された腕に支えられ、危機一髪。









パッと横を見ると、ニヤニヤしてる龍斗。









、、やりやがった。









『 もう、!危ないじゃ、、 ぅわっ! 』









「 危ないじゃん 」
そう言いかけた時、お腹に回された腕に力が入り、気付けば龍斗の長い脚の間に座らされてて。









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『 ちょっと、離してよ! 』









抜け出そうとしても、それは許してもらえず。









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「 年下、舐めちゃダメだよ。 」









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耳元で発された低音が、頭の中で甘い余韻として残っていた。









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☆☆

移行前に、かずーんさんにリクエスト頂いていた、作間くんとのピアノの話 になります。

想像と違っていたら申し訳ないです( ; ; )








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アリサ - みんなと同じく続き楽しみです!応援してます (2019年3月21日 23時) (レス) id: 9173592e39 (このIDを非表示/違反報告)
にのん(プロフ) - 続きめっちゃきになる(T ^ T) (2019年2月22日 23時) (レス) id: daf8591b18 (このIDを非表示/違反報告)
さつち - 早く続きを読みたいです。待ってます。 頑張ってください。 (2018年12月7日 22時) (レス) id: 9a15b6e8fe (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - このお話大好きなので続きが読みたいです! (2018年11月7日 0時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ことあら(プロフ) - らいむ@オリフラ外し隊さん» コメントありがとうございます( ; ; ) そう言っていただけるととてもやる気が出ます、、! これからもぜひよろしくお願いします!^^ (2018年9月26日 23時) (レス) id: daff3d4932 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐりこ | 作成日時:2018年9月9日 1時

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