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蓮「こーじーちょっと来てー！」
お風呂から出て髪を乾かしていると急に蓮くんから呼ばれてリビングへ行く。
康「どしたん？」
蓮「このイントネーションさぁ、」
康「あ、これは…」
台本を読んでいた蓮くんは関西弁のイントネーションが分からんくて俺を呼んだみたい。
蓮「おっけ。分かった。あとさ、ちょっと手伝ってほしいんだけど。こーじ女性役になってくれない？」
康「女性役？」
今度、怖いお兄さんに女性が絡まれてる所を蓮くんが助けるっていうシーンがあるらしく、俺にその女性役になってほしいとのこと。
まぁ、昔演劇部やったから慣れてるけど…。
康「キャー！助けてー！……こんな感じ？」
蓮「そうそう。さすが元演劇部」
康「こー見えて副部長やから」
蓮「ドヤ顔すんな(笑)」
数十分、読み合わせみたいな感じで女性役に徹底すれば、蓮くんは感覚を掴めたみたいで満足したっぽい。
康「でもさ。ほんまに怖い時って声でーへんよな」
蓮「経験あるの？」
康「んー、大学生の時に街中でちょっとな？ほんま、物好きなやつもおるもんやで」
へらっと笑って蓮くんを見れば、眉間にシワを寄せている。
蓮「それ、大丈夫だったの」
康「…声出んから助けも呼べんくて。周りにちらほら人おったけど誰も助けてくれんかった。仲良い先輩2人が待ち合わせ場所に俺がなかなか来んからーって心配になって探しにきてくれて助かったけど、助けに来てくれへんかったら俺……って暗い話なってもーた！」
蓮「………」
康「全然、もう大丈夫やから！その先輩、ふっかさんとしょっぴーて言うんやけどな？今もめっちゃ仲良くて、その2人には蓮くんと今住んでるって事話してる。過保護で優しい先輩たち、、、」
なかなか蓮くんが喋らんから、暗い話してもうたかなって明るく盛り上げようと思ったのに。
蓮くんはそっと俺の手を掴んで離さへん。
蓮「もし、またそんなことがあったら俺を呼んで。声が出なかったら俺のこと考えて」
康「蓮くんの、こと？」
蓮「なんかわかんないけど、康二を助けれる自信がある」
康「なんやそれ(笑)ほんまかいなー？」
握られた手をぽんぽんと叩くと蓮くんはふわりと笑って再び『自信ある』と力強く言った。
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memekoji56(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年7月16日 7時) (
レス) id: 86d1098ac2 (このIDを非表示/違反報告)
向かい風 - リクエストに答えていただきありがとうございます!!ものすごく良かったです (2021年3月24日 21時) (レス) id: 500150795e (このIDを非表示/違反報告)
美音(プロフ) - 更新お疲れ様さまです。期待通りです！可愛い康二くんと康二くんのお料理なら何でも大好きめめが読めて嬉しかったです！お忙しい中リクエストにお答え頂きありがとうございました。 (2021年3月24日 15時) (レス) id: 9de8645e39 (このIDを非表示/違反報告)
kotori(プロフ) - 美音さん» 美音様、リクエストありがとうございます！更新遅くなってすみません…！あまり悩んでいるシーンが書けなくて期待通りになっているか心配ですが、これからも読んでくださると嬉しいです＾＾ (2021年3月24日 1時) (レス) id: 17c9f05412 (このIDを非表示/違反報告)
kotori(プロフ) - むむむさん» むむむ様、リクエストありがとうございます！更新遅くなってすみません…！むむむ様のリクエストが可愛すぎて書いててニヤけてしまいました、、＾＾期待通りに書けているか不安ですが、これからも読んでくださると嬉しいです＾＾ (2021年3月24日 1時) (レス) id: 17c9f05412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kotori | 作成日時：2021年3月1日 9時
