きみのトリコ！【めめこじ】

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それから目黒蓮、、やなくて蓮くんと毎日のように連絡をとった。




雑誌の感想とかその他色々。




ほんまに普通の友だちみたいで、しょっぴーとふっかさんよりも連絡とってて。




今でもメールしてる相手があの、目黒蓮やなんて信じられへん時がある。





.






試写会から3週間。




もうすぐ関西人役のドラマの撮影があるらしく、今日の仕事が終わってから蓮くんと直接会うことになった。




康「ぜんっぜん仕事集中できん」




ミスしまくりながら何とか仕事をこなし、定時になって急いで携帯を開くと仕事が長引いていると連絡が来ていて。




お店で会うつもりが蓮くんの家で会うことになった。




康「……家」




時間ができたから自宅に帰ってシャワーを浴び、私服に着替える。




タイミングよく蓮くんの仕事も終わって位置情報をもとに蓮くんの家に歩いて向かった。






.







康「…は。ここ家？…高級ホテルやん」




意外と俺の家から近くだったにもかかわらず、でっかいテカテカしたマンションが蓮くんの家だと判明した。




エントランスに入って部屋番を押すとドアが開く。




エレベーターに乗り、部屋の前まで来て深呼吸。




康「…蓮くん、久しぶり。元気やった？………いや。ちゃうな。やっほー蓮くん！久しぶり！…いや、テンション高すぎやな…」




蓮「………何やってんの(笑)」




康「へ？！」




部屋の前でどんな風に入ったらいいか練習しているとまさかの玄関が開いていて、見られてたみたい。




……はずっ。




蓮「ごめんね家になって。来てくれてありがと」




康「…ぜんぜん。お邪魔します……」




部屋に入ると大理石の床で間接照明が無駄に色っぽい。そして蓮くんの匂いがする。




康「広すぎやろ……」




蓮「あ、買ってきてくれた？」




康「ん、うん。…ほんまに1番安いので良かったん？」




蓮くんの家に来る前にシャンプーを買ってきて欲しいって言われて、たっかいシャンプー指定されるんか思ったら1番安いのでいいって言われてびっくり。




蓮「洗えればいいんだよ。ありがと」




康「そーゆーの、庶民的よな。蓮くん…」




蓮「高級シャンプー使ってて欲しかった？(笑)」




康「いや、気取らんとこ、めっちゃええ！」




蓮「ははっ(笑)どーも(笑)いくらだった？」




康「いらんよ！そんなん！目黒蓮の家に来れただけで俺にとってご褒美やで……俺なんかが…」

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