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#7 ページ8

これから依頼人に会うという小五郎に、
安室と花奏もついて行く事にした。



遅れてコロンボに到着し、依頼人を待つが
一向に姿を表さない。


もしかしたら探偵事務所で待っているのでは、
と考えた一同は再び事務所に戻る。



_____鍵が壊されている……さっきこの
部屋に入った時にはない傷だわ。
という事は故障ではないはず……。
中で何か起きているかもしれない。




最後に部屋に入った花奏は、自らが
握っていたドアノブを一瞬睨みつけた。



部屋の辺りを見回すが、やはり依頼人
らしき人物は見当たらない。




_____机の上の灰も片付けられてる。
それにあの扉の前の床、何かを
引きずった跡がある。





そして僅かに感じる殺気。





全て花奏には分かっていた。


しかしそれを止める術など、今の
彼女には何も無い。



安室に助けを求めようとしたとき、
小五郎の携帯の着信音が響いた。



それは今コロンボに着いた、という
ものだった。


更に二着信目には、「皆さんで急いで来てくれ」
というもの。



それに確信をついたように安室と
コナンが早く部屋から出るように
言い流した。




全員が外に出ると、安室が自らの
口に人差し指を当てた。




「皆さんお静かに。恐らくこう言う事ですよ」


『安室さん?』





彼が何を言おうと知っていながら、
あえて知らないフリをする。



いいや、安室透の探偵の助手、花奏なら
"知らないフリ"などではなく"知らない"のだ。



見事に演じきって、己の本性を
心の奥底に封じ込める。




安室が説明を始めると、蘭と小五郎に
合わせて花奏も驚いた顔をする。



安室が本人に聞きましょうか、と
ドアノブに手をかけると、花奏は
涙目になりながら安室に歩み寄った。




「ほ、本人って……」



「まさか……!」


『犯人、ここにいるんですか?』





誰が聞いてもか弱い声で、安室の
服の袖を引っ張る。


そんな花奏を安心させるような
仕草も見せず、安室は犯人がいる
証拠を上げていく。




コナンがトイレの前に何かを引きずった
ような跡があることを指摘すれば、
それはほぼ確信に変わっていった。

#8→←#6



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ももりんご(プロフ) - 下野ゆきさん» ありがとうございます(><)頑張りますね!!! (2018年7月4日 19時) (レス) id: 694f30da04 (このIDを非表示/違反報告)
下野ゆき(プロフ) - ももりんごさん» いえいえ治ったのなら大丈夫です。これからも更新頑張ってください楽しみにしています。 (2018年7月4日 6時) (レス) id: 3cd5fb801c (このIDを非表示/違反報告)
ももりんご(プロフ) - 下野ゆきさん» 私が反映されないように設定していたみたいです!!苗字設定は出来なかったようです……お名前の方は設定し直しましたので、お試しください。この度は本当に申し訳ございませんでした(・_・、) (2018年7月3日 23時) (レス) id: 694f30da04 (このIDを非表示/違反報告)
下野ゆき(プロフ) - ももりんごさん» 返信ありがとうございます。下で変更しても変わりませんでした。( ̄▽ ̄;) (2018年7月2日 23時) (レス) id: 3cd5fb801c (このIDを非表示/違反報告)
ももりんご(プロフ) - 下野ゆきさん» こちらの作品では目次の下にある登場人物設定でお名前を変えていただく仕組みになっているのですが、そちらで設定しても変換されていませんでしょうか? 御手数ですがご確認ください。 (2018年7月2日 18時) (レス) id: 694f30da04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももりんご | 作成日時:2018年7月1日 1時

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