usssの罪と罰 2

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『ねね、いっしょに映画みない？』

「いいんですか!?」

なんかワクワクするよね、映画って。
ポップコーン食べたくなる←

『ホラーでええよな。
……やっぱ怖いから辞めたい？？』

「あの、ナイフ持って人、殺,してるんですよ。怖いわけないじゃないですか」

さかたんは呆れた目を向け、もう一枚のDVDを取り出した。

『じゃあやーめた。恋愛系とか？』

「……いいですよ」

『えーと、DVD入れて〜』

「あの、手伝いますか？」

『いらなーい。そこで座ってて』

ここで見るのね。
(あわよくばソファーで見たかった)

『スイッチ・オン！』

それは普通の恋愛映画だった。
主人公はヒロインに好かれたくて精一杯アピールするも届かず、そこに来た友達に取られてしまう。だが、最終的に彼女の方から告られて二人は幸せになるという話だった。

『俺もこんな恋がしてみたかったな』

「なに、柄にないこと言ってるんですか」

『そんなこというから振られるんだよ』

「……」

「別れたのは事実ですが、振られてませんし」

『うそだぁ、振られた状態で捕まってかわいそう〜』

可哀想？
もう、だめだった。抑えられなかった。
私は気づいたらナイフを突き出して言っていた。

「前言撤回を求めます」
「さもなきゃ、殺，す」

。→←。

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