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北「ほな朝練終了。お疲れ様でした」
皆「ッサシターー！！」
朝練が終わって、片付けして、いつものように教室に戻る。
私はツムと同じ教室やから2人でおしゃべりしながら歩く。
「今年は同じクラスでよかったわ〜」
侑「なんや可愛いことゆうやん！A嬉しかったんか？」
「いや、あんた去年1人だけちゃうクラスやったからものっそい拗ねてたやん。」
「覚えてへんの？慰めるのばり怠かったのに」
思い出したら今でも笑えちゃう。
クラス発表の日も例に漏れずツムとサムと学校に向かった。
体育館に張り出されてるクラスの名簿には、私とサムの名前が2組だと教えてくれて。
サムと2人で喜んで、今年一年よろしく！なんて声をかけてたらツムがいきなり叫んだ。
侑「なんで俺だけ違うクラスなん！？いみわからん！！」
こんな人いっぱいおる中でこのあほは叫びよって、、！って思いながら、
サムと2人で必死に慰めたのはいい思い出。
ツム曰く、高校最初の年に私と一緒のクラスじゃなかっのが嫌やったらしい。
どこまでが嘘でどこまでがほんまなんか。
でもその言葉が嬉しかったのは事実。
こんなんゆーたらあほツムは調子乗るからゆわんけど。
そうこうしてるうちに教室に着いた。
あほやけど、認めたくないけど、顔はいいあの子はもう女の子に囲まれてる。
女「侑くん、朝練お疲れ様！」
女「疲れてへん？私甘いもん持っとるで」
女「なんか飲みたいもんない？買いに行こ！」
皆可愛く髪の毛巻いてお化粧してる。
好きな人に少しでも可愛く見られたいって思ってる時点で可愛いなぁ。
まあこんなけ人おったら苦しいから、さっと離れて自分の席に着く。
鞄置いて1時間目の教科に必要なものをロッカーに取りにいく。
あと授業まで5分しかないよ、さっさと準備してしいや。
なんて心の中でツムに注意しながら席に着く。
侑「もう1時間目までそんな時間あらへんからどいてくれへん？」
お、注意が通じたみたいやな。
偶然なんはわかってるけどちょっと面白くてニヤついてしまう。
侑「何ニヤニヤしとんねん。てか勝手に逃げるなや！」
「いやごめんごめん、人多かったからつい、な？」
侑「別に人多くても隣おったらええやん」
プイっと顔を背けながら自分の席に戻るツム。
いや、自分精神年齢何歳やねん。
小さい頃からわけわからんことで拗ねて顔を逸らす。
ずっと変わらん仕草に少し安心した春やった。
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作者名：ことり | 作成日時：2021年1月4日 21時
