太宰治,黒の時代、2 ページ17
貴女side
悶々と一人考えていると玄関の扉の開く音がした。
_泥棒?
私は一人暮らしなのでそうとしか考えられない。
「・・・・・・誰?」
ひたひたと近づいてくる足音に問う。
足音は私の部屋の前でぴたりと止まった。
「・・・誰?」
もう一度問うとゆっくりと扉が開いた。
「やあ・・・・・・良い夜だね。」
見覚えのある声に見覚えのある包帯。
__治だ。
「治・・・・・・」
「会いに来たよ。」
自分を抑える、飛びつかないように、愛を囁かないように。
私はコイツガキライダと言い聞かせる。
でも____体は正直だ。
「治ッ・・・・・・会いたかった・・・」
気がつけば私は治に抱きついていた。
「私・・・いやだったの。・・・治が私以外の女としゃべるのも、私以外のことに興味を持つのも・・・殺したいくらいいやだった。」
私がそういうと治は私を抱きしめ返しながら言った。
「私だってAの態度が嫌いだったよ、私ばっかりAを愛して、でもAはいつも冷たくて。ずっと悲しかった。・・・・・・でも良かった。きみのきもちがよくわかった。・・・私は君以外の女としゃべらないし、君以外のことに興味も持たない。死ぬまで一緒にいよう」
「・・・うん!」
あはは、嬉しいな。
これで私だけを見てくれル。
ねえ、これが幸せって言うんだよね。
太宰side
「・・・うん!」
頬を紅潮させて頷くAはいつもと違って、素直でかわいくて。
ねえ、織田作、これが幸せって言うんだよね。
やっと私だけのモノになった。
やっと私に依存してくれた。
もう死んでも離さない______。
・・・・・・
ふう、太宰治黒の時代はこれにてendです!
次は誰を書こうか・・・国木田君とか?うーむ・・・
悩みますな。
おまけ
織田「なぜ俺の名前が出てたんだ・・・?」
太宰「作者(駄)が出したかったんだってさ。」
ぁ、ちなみにこのときまだ織田作生きてるからね!
太宰「うわ〜、メタい発言!やめて、吐きそう。」
何で!?
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ann✩ - 賢治君最高おおおおおおおおおおお! (2022年9月4日 10時) (レス) @page19 id: 6a7e843e24 (このIDを非表示/違反報告)
しお - 琴葉さん» いえいえ、またいつでも変だと思ったらコメントくださいね。(*^_^*) (2017年8月22日 8時) (レス) id: f00d45c984 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - しおさん» あ、戻ってました!太宰さんのだけ夢主の名前がAちゃんのままだったので、固定なのかと思ったので。ご迷惑をおかけしました。 (2017年8月21日 23時) (レス) id: 5a56e3c42b (このIDを非表示/違反報告)
しお - 琴葉さん» となっております、(語彙力なくて、すいません! (2017年8月21日 23時) (レス) id: f00d45c984 (このIDを非表示/違反報告)
しお - 琴葉さん» でも、夢主の名字がある話は、名字→固定名前→無固定 (2017年8月21日 23時) (レス) id: f00d45c984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しお | 作成日時:2017年8月18日 13時