☆ ページ13
ま「ちょ、声でかいよ！！」
『ご、ごめ……じゃなくていやいや！！つまりBのLってこと？？』
ま「違う！！！」
まふまふ(?)さんの声も十分大きいよ、と心の中でツッコミを入れた。
ま「あのさ、勘違いしないで欲しいんだけど僕の好きは"忠誠心"みたいな感じだから」
『忠誠……心？？』
ま「うん、だから恋愛感情とかではない」
『あ、そう……』
ま「でも、そらるさんのことが好きっていうのは本当」
『へぇ……』
ま「なに、その反応」
『いや、なんか意外だったから』
ま「そう？？」
『うん、見た目によらずピュアなんだなって』
ま「どういう意味なのそれ」
『そのまんまの意味！じゃあ、私行くね』
私はそう言い残してコンビニを出た。後ろを振り返ると、彼が追いかけてくることは無かった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
私はその後、部屋に戻りベッドにダイブした。まさかの展開すぎて頭が追いつかない。
そういえば、前に聞いたことがある。そらるが転校してきた時、クラスの女子達が騒いでいたことはもちろんだが、男子もそして他学年を巻き込んでいたこと。聞かされた私は特に興味がなかったけれど、今になって思えば納得出来る。あんなにもイケメンで、優しくて、運動神経抜群で、頭も良い。非の打ち所がない。
それにしても……
『私の知らないところで色々起きてるんだなぁ』
私は独り呟いた。
ピロン♪ 携帯の通知音が鳴った。画面を開くとそこには彼からのメッセージが届いていた。
"遅刻すんなよ" 私は少し迷ったが、結局OKとスタンプで返事をした。
『よし、準備するか！』
気合いを入れてメイクと着替えを済ませた。
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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作者名：小鳥 | 作成日時：2023年7月9日 15時
