ウソつき偽物カップル、討伐を命ずる【utit】【srr】【AtR】 (ページ11)

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☆ ページ11

「うん、行こう」

『体……とかもろもろ大丈夫？？』

「大丈夫だよ」

私達の偽りの関係はいつまで続くのだろうか。いつかは終わる日が来る。それは分かっているけれど、もう少しだけこのままでもいいかな……なんて思った。

『じゃ、行きますか』
「うん」

私達は席を立ち、お会計へと向かった。

『一括、カードで』
「え、おごってくれるの？」

『"助けてくれたお礼"』

「ありがと」

彼は素直にお礼を言った。

「おごってもらってばっかだと悪いから、何かお返しさせてよ」

『いいよ、そんなの』

「だめ、俺の気が済まない」

『……じゃあさ、一つお願いがあるの』

「なに？」
私は少し間を置いて答えた。

『これからは私に隠し事しないで欲しいな』
「……分かった」

『約束だよ？』

「うん、じゃあ一時にまた集合ね」
『了解〜』

「楽しみにしてるね？"デート"」

『……はいはい』

「照れてるの？かわいい」

『うるさいっ！！』

「ははっ、じゃあまた後で」
『うん、ばいばい』

私達は喫茶店を出て、解散した。

「これからは、ね」
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黄色のお星さまありがとうございます!!
主人公ちゃんは、話していた通り祓い屋という仕事で人生をほぼ潰してきたようなものなので、デートとか恋人とかの関係に浮かれています。可愛い(((