誘惑のVampireHouse 【2】 (ページ3)

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もう怖くないよページ3

め「あ！そうだった、Aの勝ちだから、お願い事聞くよ？」

そういえばそうだった。ちゃんと言いたいことが言えて満足しちゃってた。

『みんなで星がみたい……!!』

めいちゃんとの約束ちゃんと果たすよ。

な「え、そんなことでいいの？」

『うん！あ、でもゲーム今日出来ないかも』

な「じゃあ、また次の機会にやろ！」

『ありがと！』

あらきさんの作ってくれたチャーハンを食べて、みんなでどうでもいい話をしながらゆっくり過ごした。そして……

め「それでは今から満天の星空コースへご案内しま〜す！」

『でも、ここってめいちゃんのお部屋だよね？？』

な「確かに……」

め「みんな勘違いしてない？？この上だよ!!」

めいちゃんはそう言うと、何やら古そうなハシゴを持ってきてベリッと壁を剥がした。剥がした中には人１人入るくらいの小さなドアがあって……どうやらここみたい。

め「１人ずつ入って来てね！」

なんてめいちゃんは明るく言うけど、今すぐ割れそうなオンボロのハシゴを見ると落ちそうで怖い。

な「大丈夫!!Aが落ちたら俺らで受け止めるから！」

あ「しょうがないですね……」

『分かった!!』

ギシギシと今にも壊れそうな感じだが、二人がいるから怖くない。
キュィ〜とドアを開ける。
するとそこには、綺麗な夜景が広がっていた。

め「ほら、見て！！」

『わぁ～～～～！！！』

思わず声が出てしまうくらい凄かった。

め「ね！すごいでしょ！？」

『すごくきれい……』

登ってきた、なるせちゃんとあらきさんも目を輝かせていた。
数えきれないくらいのお星様とその中でも一際綺麗なお月様が光るその景色はとても美しくて、見とれてしまった。