EXILEの紅一点は佐野の姉part10 (ページ13)

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世界でたった1人の… ページ13

隼「俺～、もっと大きくなりたいんですよぉ～」(泣)

楓「ジェロちゃん～♡にゃんにゃん♡」

玲「姉ちゃん、俺、頑張って、姉ちゃんみたいになるから！！頑張るから！！ね！！」

『分かった！もうそれ何回も聞いたから！！』

いや、もうカオス……

皆さんに説明しますと

久しぶりに兄弟会しようと楓と隼を呼んだのね

そこまではいいとしよう

そっからですよ

お酒に慣れてないくせに私とおんなじペースで飲むもんだから

まぁ、完璧に出来上がっちゃいまして

私も悪いんだよ？いつもよりペース速いから

でも着いてくるとは思わないじゃん？

だからご覧の通り、大騒ぎなわけですよ

隼はずっと泣いてるし

楓はネコに話しかけてるけど、それは可愛いからいいとして←

玲於はなんかずっと目標言ってるけど、今日だけでも3回は聞いたし

いつもより……いや、いつも以上にヒドイ

『ちょっ、分かったから！もう寝ろって！！』

♪～

『あっ、大倉くん』

玲「姉ちゃんは俺と電話どっちが大事なの！？」

コイツ、面倒くせぇな！？←

ずっと腕掴んで離してくれないから携帯取れないし

結局、何を言っても離して貰えず、着信は切れた

『今日どうしたの？玲於』

玲「電話もないし、家に帰って来ないし、そのくせ他の人と仲良くするとか何？」

つまりは……

『寂しかった？』

玲「うん」

滅多に味わう事ができないデレオくん

どうせ今日言ったことなんて明日には忘れちゃうでしょ？

だったら今の内に思いっきり甘やかしとこ

『ごめんね？』

玲「俺、姉ちゃん居ないと何も出来ねぇから」

『うん』

玲「我儘だし、うぜぇって思うかも知んないけど」

『それは常に思ってる』←

玲「もうちょっとだけ、俺の姉ちゃんで居て」

きっとこれが玲於の本音

玲於はきっと「EXILE HINA」じゃなくて

姉の「佐野 A」を求めてたんだよね

そっと玲於を抱きしめると抱きしめ返してくれて

やっと「EXILE」のブランドが外れた1人の女性になれた気がした

玲「姉ちゃん……っ」

隼「玲於だけ狡い！！俺も～！！」(泣)

楓「なんか楽しそう！楓も交ぜて～」

『うわぁっ！もう～』

玲「お前ら来んじゃねぇよ！！」

玲於、大切にするからね

貴方の気持ちも、言葉も全部

私のたった1人の可愛い弟