昔話 ページ24
『苦手だったんだ、人が。所詮上辺だけ。KRUMPって周り男ばっかりなの。だからさ、「媚売ってる」とか。でも相手がAKIRAくんとかEXILEだ、って分かった瞬間、手のひら返したように仲良くしてきてさ、バカみたいな学校生活だった。それを変えてくれたのが遼ってわけ』
海「へぇー!」
『私がEXILEに入りたての頃はすごかったよ。もちろん悪い意味でね(笑)周りがね、全部敵に見えた気がした。ファンの人も友達も玲於もメンバーも、みーんな。でも遼だけは違ったんだよね。あいつはちゃんと私を見てくれた。そんなあいつのことが好きだった』
海「……え?」
『もちろん、今じゃないよ!中学の頃ね。でも下手に恋するわけにも行かなくて、気づいたら24歳』
リハーサルが終わり、海青を連れてサシ焼肉へ
遼のこと、自分のこと…今考えていることを全て海青に話した
『でも今でも信じられないなぁ…。あんな人嫌いだった私が後輩連れてご飯に行くなんて』
海「逆にAさんが人嫌いだったなんて信じられないっすよ(笑)」
『それは案外、メンバーのおかげかもね……知ってる?私さ、昔、登坂と仲悪かったの』
海「えっ!!?嘘!?」
お肉を食べていた手を止め
びっくりしたような顔をしてくる海青を見て
思わず笑みがこぼれた
予想通りの反応……
『臣ちゃんもさ、ファンの人と同じ理由で私を嫌ってたの。でもね二代目VS三代目のさ最終日のリハーサルの時に急に「HINAちゃん」って。それから急激に仲良くなって…で、今があれ(笑)』
海「すごいなぁ…(笑)」
『どう心変わりしたのかは知らないけど今じゃ考えられないよね(笑)』
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しろ - めっっっっちゃ面白いです。笑いが止まらないですよ。更新頑張って下さい。応援してます。 (2019年4月1日 20時) (レス) id: 50af05c841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2018年9月2日 21時