狂愛の鎖 ページ19
『はぁ…はぁ…は、はぁぁぁ!?ここどこ?』
誰かに追われてて気づいたら海の音が微かに聞こえる
と、とりあえずマップ……
『え、えぇぇぇぇ!なんでタイミングよく充電切れるの!』
『待って、どうしよう…』
「おい、逃がすなよ!!」
「にしてもすげぇな!まさかあんな美人な女が…」
「ぜってぇ、イイわ」
待って、こっちに来てんじゃん!!
外灯も少ないから下手に動けないし
メンバーが助けに………来てくれるわけないか
もしあの人たちに捕まったらどうなる?
もうみんなと一緒にいられなくなるよね……
「あっ、みぃーつけた!」
「手間かけやがって。あーあ、無理やりでも捕まえときゃよかった」
そう言ってガシッと掴まれた腕
抵抗しても男に敵うはずがない
助けてよ………啓司くん!
「本当。全く手をかけやがって」
「何してんの?オニーサン?」
『啓司、くん?てっちゃん?』
TE「さっすが、A!声で分かるなんて、ね?」
男の胴体で声しか分からないけど、メンバーを呼べば
男たちが一斉に振り向く。そして見えたのが…
スマホのライトで上から自分の顔を照らしてニコッ笑うてっちゃん
深いため息をして私の元にやってくる啓司くん
私の隣に来るとスマホのライトで自分を照らす
KJ「…俺らのこと、分かるよな?」
「…え、EXILE」
「ってことは、まさか…!?」
TE「遅くねぇ?ほら」
そう言ってライトが私に翳された
初めて見た男たちの怯えた表情
「…チッ、なんで分かったんだ…こいつ、連絡取る素振り無かったぞ」
TE「知ってる?こいつのあだ名「お嬢」っていうの。HIROさんが付けた、たーいせつななあだ名。この意味分かる?」
KJ「こいつに下手なことしたら俺らだけじゃなく、LDH全体が黙っておかないってこと。なんてったってこいつは「LDHのお嬢様」なんだから。EXILE TRIBE全員が今、こいつを探してる」
『………え?』
TE「まぁ、俺らでよかったな?登坂だったら…あー考えただけで可哀想」
KJ「俺らヤサシイからさ?見逃してやるよ…」
啓司くんがそう言うと逃げて行った男たち
その後ろ姿に2人はこう呟いた
「「俺らは……ね?」」
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しろ - めっっっっちゃ面白いです。笑いが止まらないですよ。更新頑張って下さい。応援してます。 (2019年4月1日 20時) (レス) id: 50af05c841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2018年9月2日 21時