ドレスアップ ページ28
夕方になり、そろそろ同窓会の時間。
メンバーに「着替えておいで」と言われ、重い足取りで衣装スタッフがいる会議室へ。
『お疲れ様です。』
楓「姉さん!素敵なドレス選びましたね!」
「玲於くんと隼くんと選んだんでしょ?少し心配だったのよね〜。」
萩「案外あの2人センスいいんですね。」
楓「普段はセンスないのに。」←
笑顔で出迎えてくれたスタッフさんと楓と萩花。
マネキンに着飾っているドレスを見て大喜びしてるみたい。
ただ、それを見て私のテンションは下がる一方なわけで。
『はぁ……。』
楓「そんな顔してたら可愛い顔も台無しですよ♪」
『…なんでそんなに乗り気なの?ツアー前で無理なお願いしてるのに。』
楓「だって姉さんのドレス姿見れるんですよ!?楽しみじゃないですか〜♪」
萩「Aさんのドレス姿は画面の向こうでしか見れなかったから。」
『えー……?』
「そんぐらい貴女に憧れてるってことよ。」
実際、この二人が着た方が似合うと思うんだけどね。
特に萩花は
『黒の膝丈フィッシュテールドレス……オフショルで花柄レース…。ヒールは、アンクルありのワイン色のハイヒール……。』
『(萩花に)…似合うと思うんだけど。』
萩「私はそこまで大人っぽくないから。」
「はいはい。さぁ、着替えて!今日はこのドレスで楽しんで、LDHのPrincess。」
・
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楓「待って!綺麗すぎる!!」
萩「本当に、お似合いです♪」
「さすが!じゃあ登坂くん呼んでこようかな。そこの香水好きなの選んで。」
着替えてメイクしてもらって鏡の前に立つと急に恥ずかしさが込み上げてきた。
「情熱の花」とか「Flower Song」とはまた違った恥ずかしさ。
だってこんな短い丈のドレスなんて着たことないのよ!?
どう振る舞えばいいの!!?
『もう、見せたくない…。』
「……っ、俺だって見せたくねぇわ。」
『……臣ちゃん!!?』
臣「お前綺麗すぎるんだよ。アホか。」
ジャージ姿から私服に戻った臣ちゃん。
ハットを机に置くと顔を耳元まで持ってきて
臣「襲われんぞ、お前。同級生にも、俺らにも。」
と甘い声で囁いた。
………………。
『……襲う気だったんだ。』
臣「…………。」
『エ ロ臣のバカ。』←
臣「うるせぇな。ほら、さっさと始めんぞ。」
こいつ、話逸らした………。
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Len - 未遂とはいえ、身体は傷つけられていなくても、精神的には傷ついているはずなので、その辺りも考慮した上で。(*´・ε・) (2018年6月5日 20時) (レス) id: de030a35b7 (このIDを非表示/違反報告)
Len - これはこれで、保護者100%のケンチくんと啓司くんに怒られちゃうかもねー、「相手が同級生でも男に対しては少しは警戒しろ、今回は臣たちが助けに入ったから良かったけど」みたいな。(*´・ε・) (2018年6月5日 19時) (レス) id: de030a35b7 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 良かったぁー!急に話しが暗い方向に言ったので辞めちゃうのかと思ったけど、まだまだTRIBEではちゃけてる姿を見れるのは(読めるのは)嬉しい限りです(≧▽≦)☆ これからの更新を楽しみにしてますw (2017年11月3日 21時) (レス) id: 94700700e2 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - AKIRAsideってことは他の人もある感じ?それにしても話しの流れ的に脱退もしくは引退しちゃう感があるのですが、そのようなことはしませんよね? (2017年10月31日 3時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - あれ、この流れは脱退しちゃう感じですか?EXILEで姉弟絡み見たいので脱退させないでください!(。><。) (2017年10月30日 20時) (レス) id: 8507adf355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2017年9月3日 10時