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トリック「ヨーホー、ヨーホー!今日も天気悪りぃな!」
ゴールド「どこがだよ!めちゃくちゃ良いだろ!」
シャシャ「ファンシー、外に出て大丈夫なのか?」
『大丈夫!ジュジュビにも許可もらったんだ』
マンマ「でもあんたが元気になってよかったよ〜!」
船を降りればたくさんの人が出迎えてくれた
そして口々に言うのは「体、大丈夫?」という優しい言葉
相変わらずポルトパラティーゾの人たちは暖かい
『なんであんた達、あたしが調子悪かったって知ってんだい?』
シャシャ「ピーターがみんなに教えたんだ!」
マンマ「ピーターはファンシーが大好きだからね。口を開けば「ファンシー、ファンシー」って」
シャシャ「ファンシーもピーター、好きだもんな?」
『うん、好きだよ?』
「「「ヒューヒュー!!」」」
『あっ、ちょっ、そういう意味じゃなくて!!』
トリック「何やってんだ、病み上がり」
うわっ、トリック……
『うるさい、イカサマトリック!』
トリック「ちょっと待てレディ。今のは聞き捨てなんねぇな?」
『あたしはファンシーだっ!』
トリック「分かったよ。あんまりはしゃぐと疲れるぞ、ルチア」
『なっ……!!』
久しぶりに呼ばれた「ルチア」という名前に胸がトクン、と音を立てた
なんだろう…顔が熱い…
言った本人はそんな私の反応を見て楽しんでるようだった
『意地悪…』
トリック「なんとでも言え」
大人な貴方と子供な私
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作者名:ファンシー | 作成日時:2018年12月1日 12時