32 ページ32
『はーい、後ろ見える?』
「「「見える〜!」」」
『よしっ!みんな、あたしの名前知ってるか?』
「「「ファンシー!!」」」
『そう!あたしの名前はファンシー。バルボッサ海賊団で女海賊やってんだ!まぁまぁ色々訳あって海賊やってるんだけど……ちょっと待って、あそこになんか居るんだよ(笑)』
小高い丘の下。いつものように木陰に座り町人たちとお話をしていれば
ちょうど丘の上。お花畑の辺りでたくさんの人だかりが見えた
町娘「多分、ピーターとチップかも!」
『本当!?じゃあさ、みんなでここから呼んでみる?』
「「「うん!」」」
『分かった!じゃあ、あたしが「せーの」って言ったら、みんなで「ピーター!チップー!」って呼ぶんだよ?いいね?』
『行くよ?…せーのっ!』
「「「『ピーター!チップー!』」」」
……………………
ピーター「誰ー?」
チップ「誰だー!?」
『あたしー!!』
戸惑っている2人にそう呼べば柵から顔を出し満面の笑顔で笑った
チップ「オイラ達、そっち行ってもいい?」
『いいよね?……いいよ〜』
ピーター「チップ、競争だ!…よーい、ドン!!」
子供相手に大人気ない(笑)
全力疾走で坂を降りて勢いよく飛びついてきたピーター
チップ「大人気ないぞ!!」
ピーター「大人とはそういうもんだ」
『こんな大人になっちゃダメだからね?』
チップ「オイラ、ファンシーみたいな優しい人になる!」
何か言いたそうなピーターに目線を送ればニコッと笑い誤魔化された
きっと頭の中では「これのどこが優しいのか」と疑問に思ってるはず(笑)
とりあえず、船に戻ったらグーパン確定だね(笑)
ピーター「何するー?」
『…とりあえず、アクロバット?』
ピーター「ファンシー跳べる?壁ないけど」
『ピーターとチップが障害物になってくれれば跳べるよ?』
チップ「…オイラ壁になるの!?」
ピーター「違う違う違う!(笑)俺らを飛び越えるんでしょ?」
『そうそう(笑)』
チップ「なーんだ、ビックリした…オイラ、ファンシーに蹴られるのかなって(笑)」
いや、蹴らないでしょうよ(笑)
84人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ファンシー | 作成日時:2018年12月1日 12時