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バルボッサ海賊団がやってきて約2週間
彼らが来て海賊の印象が変わった
海賊はみんな陽気で意外にも人間味があること
そして案外優しいことも分かった
ほら、今だって……
アレク「ラビット!あれやって!」
ラビット「よーし!散歩行ったときな!!」
クリス「ねぇ、なんでうみはどこまでつづいてる?」
ゴールド「うーん…俺は答えれないなぁ。いつか自分の目で見てみるといい」
7歳になるアレクと5歳になるクリス
二人とも歳が離れたあたしの弟たち
好奇心旺盛な彼らは見た目が怖い海賊にもよく懐いた
『もう明日には出港するんだね…』
トリック「そうだな。寂しいか?」
『当たり前だよ。せっかく仲良くなったのに』
ジュジュビ「大丈夫さ。あたしはこの場所が気に入ったよ。いつかここに戻ってくるよ」
『ありがとう…!』
アレク「オイラ、海賊になるっ!!」
クリス「ぼくもっ!!そしていつかねぇちゃんをしあわせにしてあげる!!」
キラキラと輝く瞳
やっぱり彼らはバルボッサの親友・カルロスの息子
船乗りの血はしっかりと受け継がれていた
『あたしは十分幸せだよ?家族6人でいることが1番幸せ』
「「ヘヘッ(笑)」」
ジャンジャック「おいっ、お前ら!!ジャック・スパロウが来るぞ!!」
いきなり酒場に入ってきたジャン爺さんの言葉で一気に空気が凍りつく
父や兄も険しい顔になり荒声をあげる
子供の私たちには到底分からないことだった
これが家族最期の日になるなんて誰が知っていたことだろうか
この日を境に私の人生は荒波に飲まれることになるなんて……
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作者名:ファンシー | 作成日時:2018年12月1日 12時