偽陽気なピエロは今日も素を出さない【仁王雅治】

偽り日常　２５日目 ページ35

ガラッ


『おはよう((ﾆｺｯ』


「「「「！！((ｻｯ」」」」


私を見た途端に私から離れるみんな


そして向けられる視線はほぼ同じ


女「ま、また笑ってる…」


男「おいっ、近寄んなよっ……！」


恐怖に染まっていた


『……((ﾆｺﾆｺ』


微笑みながら席まで歩く


カタン


キリア「ねぇ、少し時間あるかしら？話すことがあるの」


平然を装ってるけど


『うん、いいよ((ﾆｯｺﾘ』


キリア「ｯｯ！！！い、行きましょう……((ﾌﾙﾌﾙ」


笑顔を見せたら顔を真っ青にして


向きを変えて歩くときは足が震えてた


強がっちゃって……







『それで…話ってなに？』


キリア「あんた………“ジュン”とより戻す気、ない？((ﾆﾔｯ」


は……？


『よ、より戻すったって…ジュンはキリアと付き合ってるんじゃ……？！』


キリア「別にもうあんたに未練はないしジュンはただの利用物よ。だから要らないからあげるって言ってんの」


利用物……ｯ！？


『じゃ、じゃあジュンもキリアの恨み晴らしに協力したってこと…？』


キリア「んー、まあそんなとこね」


！！！


『………私を怖がらない、の？』


“うそ。今のあなたのほうが怖がってるじゃん”


キリア「あぁ、あんなものもう見飽きたわよ。慣れたのよあれくらい。そ・れ・に……♪」


『！！！！！』


キリア「私だってあなたの気持ちくらい、少しなら理解できるわ…((ﾆﾀﾘ」


『ッ…((ｿﾞｸｯ』


風になびいたキリアの金色の巻き髪


それと同時にキリアの瞳は狂気に満ちていた


※次はキリアの過去編です！

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