偽陽気なピエロは今日も素を出さない【仁王雅治】

偽り日常　２日目 ページ4

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ


女「ねえねえっ！良かったら私らのグループに入らない？」


グループかぁ……


『ごめんね！私、グループとかはあんま作らないから入れないや……』


女「え………あ、う、うん！全然大丈夫だよ…！」


テニス部は…と……


『あ、仁王君丸井君！』


仁王「！……何ぜよ」


明らかに機嫌を損ねた顔


丸井「何だよぃ」


あれま、これは極度のミーハー嫌いだ


関係築くの大変そう


『私の自己紹介で何か反応してたみたいだけどどうかしたの？♪』


満面の笑みで問う


仁王「……ブンちゃんも知っとったんか」


丸井「そりゃあな……じゃあ聞くけどよぃ、お前、アメリカで活躍してた美凪か？」


わお♪ドンピシャ♪


『そ♪さっすがテニス部さん♪』


仁王「もう一つ質問してもええかの？」


少し警戒を説いた顔を向ける


『いいよ♪どうしたの？♪』


仁王「……何でおまんは包帯をしちょるんじゃ？」


_________


『____いや〜ぁここ怪我しちゃってさ〜！お恥ずかしい限りだよwww』


なんか鋭いな、仁王雅治


丸井「そうかよぃ？」


『うんうん』


仁王「……なら仕方ないぜよ」


先生「そろそろ席に着いてー！授業始めるわよー！」


『あ、それじゃね！』


自分の席に戻ろうとした間際


仁王「…_________((ﾎﾞｿｯ」


え____


…ククッ 面白いじゃん立海


『案外楽しめそう……♪』


“怪我、しとらんじゃろ？”


いいね。仁王雅治。


私の良い遊び相手にしよっ…♪


そうだ！今日はテニス部をのぞこう！


常勝立海の実力


見せてもらうよ……♪

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