こいつ、弱いくせに泣かないんだよな。 うん Part２！

賞金首 ページ19

幻影旅団は世界各国で騒ぎを起こし、名を上げていった

そんなある日

ドタドタッと廊下を駆ける音がした

あぁ、こんな子供のような足音を立てるのはアイツしかいない


A「団長、団長！見てよコレ！！」


案の定、Aが部屋に飛び込んできた


クロロ「？どうした」

A「ほら、これ！！」


あたしはシャルにコピってもらった紙を渡す


クロロ「ほう……おもしろいことになったな」

A「でしょ！！」


そこには“Ａ級賞金首 幻影旅団 報酬は１人につき……”

と書かれていた

さすが、Ａ級賞金首とでも言おうか

懸けられている金額が半端ない


A「ね！？すごくね！？」

クロロ「悪い気はしないな」

A「だよね〜！！ヤバい！あたし街で声かけられちゃうかも！」

クロロ「それはないな。顔写真までは出回ってない」

A「え〜〜ま、いっか」


他のみんなにも見せてくる！と叫んでAは部屋を出ていった


……扉を全壊させて


クロロ「おい、ちょっと待てA！」


読んでいた本を置いてクロロもAと同じように部屋から出る




その日のアジトでは、顔面蒼白になったAがありえないほどの真顔をしたクロロに追いかけられているという光景が目撃された

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