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困惑 ページ48

放課後……


あたしは204講義室に向かう


「よっ!」


そこにはいつもの様子の涼がいた


『んで、何の用?』

「は!?お前、気付いてないのかよ。放課後に呼び出すつったら……」

『……カツアゲ、リンチ、落とし前つける』

「なんでそんなモンしか浮かばないんだよ!もっと青春っぽいモノがあるだろ!」

『なんかあったっけ……』

「告白だよ!こ・く・は・く!!」

『あー、よくあるね。漫画とかで。でも、涼があたしに告白とかありえないじゃん』

「……ありえるつったらどうする?」


その真剣な瞳に思わず、少したじろいでしまう


『いや、そういう冗談「じゃねーってことくらいわかるだろ?」


確かに、冗談を言っている顔ではない

でも、ありえないのだ

そりゃあ仲はいい方だと思うけど、それは幼なじみだったからで……


そうだ、あたし達は幼なじみなのだ


頭の中で“幼なじみ”という言葉がグルグルと巡る


「好きだ」


足から力が抜けそうになる

涼の様子からして、その“好き”が恋愛感情であることはわかった


でも、でも、でも…………………………


どうしても混乱してしまう


「返事はすぐじゃなくていい。そうだな……1週間後にまたお前を呼び出す。その時にくれ」


ガラガラというドアの音を聞いて漸くあたしは我に返った


(あぁ、どうしよう)

(こんなことが起こるなんて考えたこともなかった)

閑話 〜残った涙は〜→←授業にて



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Sayura(プロフ) - イチゴさん» ありがとうございます!公開はもう少し先になるかと思いますが、こちらこそよろしくお願いします(^○^) (2015年7月22日 12時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - Sayuraさん» 本当ですか!?とても嬉しいです。ありがとうございます(#^^#) (2015年7月22日 11時) (レス) id: 5e3eaf3038 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の小説で紹介したいのですが、いいでしょうか?嫌だったらすみません。更新楽しみにしてます^ ^ (2015年7月22日 11時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - ミックさん» イメージ的にはそうですが、歌詞とは違いますよ (2015年2月5日 17時) (レス) id: 8ed85f4658 (このIDを非表示/違反報告)
ミック - あの・・タイトル『サクラミツツキ』っていう曲をパクってますか? (2015年2月5日 17時) (レス) id: 898fb53a0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イチゴ | 作者ホームページ:kuroro  
作成日時:2014年5月31日 13時

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