こんなことはアリ? ページ36
植物園の中に入り、シャーペンとスケッチブックを取り出す
園内をブラブラ周っていい感じの花を見つけた
『えーっと……松虫草か』
それは薄い紫だった
こういう色は結構好きだったりする
さてと……
描くか
シャーペンの動く音だけがそこにあった
後は何もない
その雰囲気は他の気配を許さないようなものがある
数分後……
そこに来たのは1人の男
黒尾シル……もとい、クロロ=ルシルフルだった
男は興味深そうにAの様子を眺める
そして、あることに気付き口元に笑みを浮かべた
Aは依然として絵を描くことに全神経を集中させている
静かなる時が流れていった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Aはシャーペンを置き、大きく伸びをする
どのくらいかはわからないが、同じ姿勢でいたので体の節々が痛い
「確かに途轍もない集中力だったな」
『おわっ!』
いきなり後ろから声がしたからビックリしてしまった
「ますますおもしろいな……興味深い……これは血の関係なのか?」
あ、この人ヤバい
ブツブツ呟いてる姿は奇人そのものだ
早急にここを立ち去らねば
「ちょっと待て。聞きたいことがある」
手首を掴まれてしまえばもう逃げられない
あぁ、何でも答えてやろう…………
と思った時だった
植物園に入ってきた者がいた
『涼……』
「てめー、何やってんだ。その手ェ離せよ」
「何故オレがお前の命令を聞く必要がある?」
2人の間に険悪な空気が離れる
コイツの口調も“黒尾シル”から“クロロ=ルシルフル”に戻っていた
(こんなドラマみたいなことってアリだろうか)
(さて、どうやってこの状況を切り抜けよう)
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Sayura(プロフ) - イチゴさん» ありがとうございます!公開はもう少し先になるかと思いますが、こちらこそよろしくお願いします(^○^) (2015年7月22日 12時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - Sayuraさん» 本当ですか!?とても嬉しいです。ありがとうございます(#^^#) (2015年7月22日 11時) (レス) id: 5e3eaf3038 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の小説で紹介したいのですが、いいでしょうか?嫌だったらすみません。更新楽しみにしてます^ ^ (2015年7月22日 11時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - ミックさん» イメージ的にはそうですが、歌詞とは違いますよ (2015年2月5日 17時) (レス) id: 8ed85f4658 (このIDを非表示/違反報告)
ミック - あの・・タイトル『サクラミツツキ』っていう曲をパクってますか? (2015年2月5日 17時) (レス) id: 898fb53a0d (このIDを非表示/違反報告)
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