突然の ページ35
朝、目が覚める
あぁ、また寝落ちしてしまったのか
『おはよー』
返事はない
大学にでも行ったのだろうか
テレビをつけ、着替える
「○日午前２時１６分ごろ、東京都豊島区の駒込駅前でトラックが歩道に衝突しました……」
駅前か……
被害は甚大だね
「歩道にいた男女合わせて９人が重軽傷、１人が死亡し……」
着替え終わったあたしはテレビを消して家を出る
大学に行かなければ
いつも通り、大学に向かう
「Aー久しぶりだな」
『涼か。はよ』
「なぁ、朝のニュース見たか？駅前の事故のヤツ」
『見たよ。被害者は運が悪かったね』
「そうだよなー」
雑談をしながら大学内に入る
「氷室くん、ちょっといいかね？」
教授に呼び止められる
「オレは先に行ってるぜ」
『わかった。で、教授。なんですか？』
「内密の話でな……来てくれ」
教授専用のアトリエに入る
「いきなりですまないのだが……キミには大学をやめてほしい」
『！！？』
「本当にすまないと思っているんだが……」
『なんでですか。理由をお答えください』
「それは言えないんだ」
『……そうですか。では、直接校長に問い合わせます。失礼しました』
後ろからあたしを呼び止める教授の声を無視する
いきなり何なんだよ
意味わかんねーし
あたしは校長室のドアをノックする
「入りなさい」
『失礼いたします』
「……氷室君かね。ここに来たということは退学のことを聞いたのか」
『はい。そのことについてですが、理由をお聞きしたいですね』
「……それは言えないのだ」
『では退学には従えません』
「……退学の手続きはもうしてある。帰りたまえ」
『なっ……！？』
胸元を掴みたい衝動に駆られるが、そんなことをしたらヤバいのでどうにか踏みとどまる
「キミのような才能を持つ人物を逃すのは惜しいと思っている。しかし、私にも立場と事情があるのだ」
『……意味が分かりません』
怒りで声が震える
握りしめた手のひらに爪が刺さった
どうやら、強く握りしめすぎたらしい
「大丈夫だ。大学以外にもキミの居場所はある」
『そりゃ独り暮らしですからね。自分の部屋くらいありますよ』
「実家があるだろう」
その言葉に眼を見開く
……まさか
(なんで今更)
(最悪の可能性が脳をよぎる)
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イチゴ(プロフ) - 闇人形さん» あけおめです！今年も頑張りますね(#^^#) (2015年1月1日 16時) (
レス) id: 435875bc28 (このIDを非表示/違反報告)
闇人形 - 明けましておめでとうございます！今年の更新頑張ってください！ (2015年1月1日 15時) (レス) id: 7276dbbdcf (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - 闇人形さん» 良いお年を！ (2014年12月31日 23時) (レス) id: 435875bc28 (このIDを非表示/違反報告)
闇人形 - 分かります！和風で綺麗ですね。来年もよろしくお願いします。良いお年を。 (2014年12月31日 19時) (レス) id: 7276dbbdcf (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - 闇人形さん» 桃源郷エイリアンもいい曲ですよね！あと、桜音も好きです (2014年12月31日 18時) (レス) id: 435875bc28 (このIDを非表示/違反報告)
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