三日目(２) ページ10
彪視点
時計を見ると、午前二時だった。
なんだか申し訳ない…。
琉亥と名乗った人間は、戸棚をガサガサ漁り、患者衣を取り出した。
琉「結構汚れてるから、風呂で体洗ってきて。それでこれ着て。」
ポイっと患者衣ともろもろの必要なものを投げられた。
***
風呂から上がり、医療室に戻って来た。
琉「上がった？…綺麗な白い肌だね。」
琉亥は椅子に座りながら、色々な道具を手入れしている手を手を止め顔を上げた。
彪「うん、その…ありがとう。」
琉「気にしなくていいよ。とりあえずさ、そこに座って。」
苦笑しながら、ベットを指さした。
言われた通り、そこに座る。
すると、私の足を持ち上げ消毒液をしみこませた脱脂綿でふき取り始めた。
琉「結構、足に棘とか、色々刺さってたでしょ？」
彪「まぁ…」
琉「痛くなかったの？」
赤くなっている脱脂綿をゴミ箱に投げ、包帯を巻き始めた。
彪「別に…痛みは感じなかった。」
琉「そうなんだ、じゃあこれ痛い？」
包帯を巻き終わると、琉亥は足をつねった。
彪「特に…」
琉「・・・そっか、じゃあとりあえず寝よっか。」
不意に琉亥が立ち上がり、それにつられ立ち上がる。
医療室を出ると、目の前の部屋を指さし、彪の部屋は此処ね。と言った。
言われた通りにその部屋に入り、ピシッと整えられたベッドに潜り込んだ。
窓側のベッドは、多分琉亥のベッドだろうな、と考えながら目を瞑った。
***
琉『朝だよー、ご飯だよー、皆起きてねぇ。』
その放送で目が覚める。平和な朝…。
何にも怯えなくていい朝に安心しながら部屋を出ると、赤目と桃色の瞳の子と
ぶつかりそうになった。
？「にこ、この人が夜中に来た、彪…だっけ？その人？」
に「そうだよ！彪、一緒に食堂行こ！」
彪「えっえっ」
二人に引っ張られ、食堂に連れていかれる。
琉「皆来たかな？まぁ、色々と訳ありで来た」
彪「夕螺紀 彪…です」
仁「俺は朱殷崎 仁凝！」
時「薄浅葱 時雨です」
灯「燈 灯也だよ」
時雨は…まともそうだな…
雪「私は冬璃 吹雪」
銀「月白 銀音」
狐「狐�� 黒騎っていうよ」
蜜「朱華 蜜月ね」
彪「よ、よろしく…」
中々皆個性的だ。
にしても…
彪「私、此処の患者になる前提…？」
琉「そうだよ？」
そうだよって…聞いてないよ。
まぁ、だからと言っても他に行く場所なんてないんだけどね。
でも、私はこの雰囲気は苦手だ。
この明るくて、無垢な雰囲気。
私が、この雰囲気を壊してしまうのが恐ろしくから…。
ラッキーカラー
あずきいろ
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愛猫家 - シグさん» 面白かったか…良かった。とりあえず俺が書き始めた別の小説も終わらせないと…なんか無理そうだけど((( (2017年10月2日 16時) (
レス) id: 1bf5be8498 (このIDを非表示/違反報告)
シグ - 完結おめでとー！！！ いや…めっちゃ面白かった…めっちゃ面白かったよ… ということは僕のやつもエンドに向かわせなければな(( まっだまだだけど← (2017年10月1日 17時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
彪 - うぁ…!めっちゃ、好きな立場だったぞい…!!疫病神的な立場好きです(()確かにハッピーも見てみたい…()続きかくなら楽しみにしてる〜((・∀・)b( (2017年8月30日 0時) (レス) id: a37eb60413 (このIDを非表示/違反報告)
シグ - すごい最後ドキドキしながら読んでたwwおるｪ…(( 僕の鎖ってのがまたね、性癖ドストライクなんすよ… 最近喋れなくてごめんよ、、、何せ部活と宿題がオワタなもので( 面白かったぜ！！ (2017年8月29日 22時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
愛猫家 - うぉｗ皆さんトゥルーエンドとかハッピーエンドご所望か。その上続きだと…！？うん、気力があったらやｒ(殺)僕ハッピーエンドとか分からない(白目) (2017年8月29日 6時) (レス) id: 1bf5be8498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛猫家 | 作成日時：2017年7月9日 14時
