三日目 ページ9
？視点
私を追いかけてくる。
裸足で良くわからない森の中を走った。
走って走って、そしたら白い建物が見えた。
暗闇でも分かるほどの真っ白い建物。病院だろうか。
兎に角、早く逃げないと。
扉に駆け寄り、扉に手を掛けた。
開いてる…！
素早く中に入り、カギを掛けた。
？「はぁ、…」
安心して、壁にもたれかかり腰を下ろした。
「えっ、えっ、誰。」
ペタ、と足音がし、若い男？の声がした。
しまった…バレた…。
パタパタと駆け足がし、遠ざかっていく。
まさか、と思い腰を上げようとするも、上手く立ち上がらない。腰が抜けたか…。
「本当だ、あの、どなたですか？」
「あ、ぁ…」
パチッと電気が付き明るくなる。
眩しさに目を細めた。
「アルビノ…」
明るさに目が慣れ、私に話しかけてきた二人を見る。
1人は薄い青緑の男…だと思う。
赤い目のやつが言いに行ったのか…。警察に通報されたかな。
またフッと赤目が廊下と思える方に走っていった。
「君…ちょっと訳ありっぽいね。」
患者衣を着ている。二人はここの患者なのだろうか、と考えていると不意に薄い青緑の人間が
ぽそっと呟いた。
恐らく私の容姿を見て判断したのだろう。
土がついた裸足に、薄汚れた洋服、そして異常なほど白い見た目。
赤目が呟いた、アルビノ、というらしい病気だ。
このアルビノのせいで、私は売られかけたが、逃げてきたのだ。
赤目が消えた方からパタパタっと大人数の足音がしてきた。
「眠いよー…」
「本当だ、にこどうしたのこの人。」
片目が髪に隠れている黄色の目をした人間がここの医者だろうか。
にこ、と呼ばれた赤目が、そうだよ。と言っている。
よく見ると白い手袋をしている。冷え性かな。
琉「えっと、初めまして。私はここの医者の梔子 琉亥、君は？」
予想していた反応と全く違っていた反応をされ、驚いた。
もっとキツイ目で「お前は誰だ」とか言われると思ったのに、優しく微笑まれた。
まるで、怯えなくていいよ、と言われているような…。
彪「・・・彪、夕螺紀 彪」
琉「彪ね、分かった。とりあえず、医療室に来て。」
彪「あ、うん…」
琉「その他は解散！部屋に戻って寝てねぇ」
見たところ私と同じぐらいの年齢だ。
私の腕を引き、立ち上がらせると医療室に連れていかれ、椅子に座らされた。
カルテやらなんやらが貼ってある。
花吐き病…束縛病…宝石病…？
よくわからない名前の病気が沢山あった。
ここは、なんの病院なんだろうか。
ラッキーカラー
あずきいろ
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愛猫家 - シグさん» 面白かったか…良かった。とりあえず俺が書き始めた別の小説も終わらせないと…なんか無理そうだけど((( (2017年10月2日 16時) (
レス) id: 1bf5be8498 (このIDを非表示/違反報告)
シグ - 完結おめでとー！！！ いや…めっちゃ面白かった…めっちゃ面白かったよ… ということは僕のやつもエンドに向かわせなければな(( まっだまだだけど← (2017年10月1日 17時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
彪 - うぁ…!めっちゃ、好きな立場だったぞい…!!疫病神的な立場好きです(()確かにハッピーも見てみたい…()続きかくなら楽しみにしてる〜((・∀・)b( (2017年8月30日 0時) (レス) id: a37eb60413 (このIDを非表示/違反報告)
シグ - すごい最後ドキドキしながら読んでたwwおるｪ…(( 僕の鎖ってのがまたね、性癖ドストライクなんすよ… 最近喋れなくてごめんよ、、、何せ部活と宿題がオワタなもので( 面白かったぜ！！ (2017年8月29日 22時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
愛猫家 - うぉｗ皆さんトゥルーエンドとかハッピーエンドご所望か。その上続きだと…！？うん、気力があったらやｒ(殺)僕ハッピーエンドとか分からない(白目) (2017年8月29日 6時) (レス) id: 1bf5be8498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛猫家 | 作成日時：2017年7月9日 14時
