thirty_seven ページ38
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速攻で着替えて 、
あの歌声の主を自販機の影から待ち伏せ 。
話した事ない人だったらどうしよう、、
いや 。あの声は逃しちゃダメだ
絶対 、ボーカルになってもらわなきゃ
男 と書かれた青いのれんの下には
こっちに近づくジャージを着た長い脚
のれんが動いた瞬間 。
『あのっ！！』
『ボーカルになってください！！』
って 。
『え！、、吉野くん？』
目の前にはもう関わる機会はないと思ってた吉野くんのびっくり顔 。
北人「え？ボーカル？」
そっか 、吉野くんと話した後のもやもやした気持ちは
吉野くんの声に惹かれてたからなんだ 、
吉野くんの歌声を聞きたかったからなんだ 。
、、やっぱりこの人しかいないや
『お願いします！軽音部のバンドの、ボーカルになってください！』
そう言って深く下げた頭の上からは
北人「、、、えっと、、ごめん」
申し訳なさそうな声 。
『なんで、、ですか 、』
『歌、本当に綺麗だった』
『この人だ、って思ったの、本気で』
途切れ途切れになりながらも
ちゃんと想い、伝えたのに
北人「、、ごめん、バンドは入れないよ」
北人「部屋、戻るね」
困ったように笑って、
私の部屋の方向の逆に向かってしまう吉野くん
、、やっぱり女子とちゃんと話すんじゃん
無視なんてしない、普通の男子なんじゃん
それに、あそこまでの歌声は
歌が好きじゃなきゃ絶対に生まれない 。
私が何回練習しても出せないよ、あんな綺麗な声
吉野くん、私の何倍も歌ってきたはず 。
、、、待って 、行かないで
『吉野くん！』
びっくりした顔で振り向く吉野くん 。
『吉野くんは絶対、歌が好きなはずだよ』
『私、吉野くんをボーカルにしてみせる！』
遠くなっていたその後ろ姿は 、
少しびっくりした顔をしてから
また困ったように笑って 、 歩き出してしまった
でもぜっったいあきらめない
、、決めたもん
この修学旅行で説得させる 、って 。
thirty_eight →hokuto→←thirty_six
ラッキメンバー
武知海青
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こと(プロフ) - 640さん» ありがとうございます(^-^)これからもぜひご購読してもらえるとうれしいです！！ (2017年3月16日 20時) (
レス) id: 724aa48070 (このIDを非表示/違反報告)
640(プロフ) - とっても面白くて一気読みさせていただきました。かずまくんにとてもキュンキュンしてます…笑 続編楽しみにしております！ (2017年3月14日 17時) (レス) id: 19fbf15ec5 (このIDを非表示/違反報告)
こと(プロフ) - 綾臣さん» ありがとうございますチカラになります（ ; ; ） (2017年2月13日 18時) (レス) id: 724aa48070 (このIDを非表示/違反報告)
こと(プロフ) - ちょこぷりんさん» ストーリーは変えることができないので、支障のない程度で登場させていただきます(^-^) (2017年2月13日 18時) (レス) id: 724aa48070 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぷりん(プロフ) - えっと瑠唯が好きなので出してほしいです！ (2017年2月13日 0時) (レス) id: d2d9841abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こと | 作成日時：2017年2月11日 0時
