自傷行為をしてみた【えんちょう。】 ページ17
「えっ。ちょっと、何やってんの？」
と急いでカッターを取り上げる
そしてそのままAの横に座り
「えんちょうさん…」
「腕、出して」
といつもより低い声で言うえんちょうにビクビクしながらも腕を差し出す
「全く…切る前にさ、何かあったら言ってよ」
と救急箱から消毒液とガーゼを取り出し手当をしてくれるえんちょう
怒ってる…かな？どうしよ…
とビクビクしながら泣きそうな声で
「ごめんなさい…私…」
「あ、いやっ、別に怒ってないよ。
ごめん…Aが心配でつい、きつい言い方したかも」
とAの腕の傷を撫でる
「私、いつも、えんちょうさんに迷惑かけちゃって…」
「別に俺はAの事で迷惑とか思った事ないよ。
だからさ、ほんとに何かあったら言って？俺じゃあ頼りないかもしんないけど」
「そんな事ないです！いつでもえんちょうさんは頼りになりますよっ！」
「じゃあなんであの時、相談してくんなかったの？」
「それは…」
「あ、ごめん今のは意地悪すぎた…」
と顔を逸らすえんちょうを見て
本当に心配してくれてるんだろうな
と胸が余計に痛くなるA
ほんとに私ってダメだな。
えんちょうさんをこんなに苦しめて…
いっその事、消えて無くなりたい。
「すいません。少し外で頭冷やしてきます」
すると「待って」と腕を掴まれ
以前に切った傷口から鈍い痛みを感じた
「あ、悪い…痛かったよね…」
「いえ…」
「俺も付いてく」
「すぐ帰りますよ」
「いや、なんか今のA、目離したらすぐどっかに消えそうで…
俺、不安なんだ…」
珍しく語尾が少し震え声で今にも泣き出しそうなえんちょう
「えんちょうさん…」
「ごめん、わがまま言って…でも、もう少しだけ一緒に居たい…ダメかな…」
普段の彼なら絶対に言わないセリフに驚きながらも
「私もっ、えんちょうさんと一緒に居たい…です」
「ほんと？じゃあこっちきて。
Aの気が済むまで一緒に…って言いたいとこだけど、今回は俺の気が済むまで付き合ってもらってもいい？」
と笑うえんちょうにつられてAも
「もちろんですっ」
と満面の笑みを浮かべた
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ベル(プロフ) - あっははぁ！すごい神だ！好みです (2021年12月22日 19時) (
レス) @page28 id: aa5565494f (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ。(プロフ) - めっちゃ好きです！推しが尊い！！リクエストなんですけど、添い寝とか看病とかどうでしょうか？できたらでいいので、お願いします！ (2021年5月20日 3時) (レス) id: c64c0910b5 (このIDを非表示/違反報告)
琴乃葉 みくる(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しい限りです！！更新頑張りますっ！！ (2021年4月3日 22時) (レス) id: 9ab103710c (このIDを非表示/違反報告)
みき - 最近読み始めてとてもドキドキさせてもらってます！無理しないように頑張ってください！ (2021年4月1日 23時) (レス) id: 11006f1e35 (このIDを非表示/違反報告)
琴乃葉 みくる(プロフ) - ふーちゃんさん» ありがとうございますっ！！！リクエストまで…良きですっ誠の感謝！！書いてきます！！！ (2021年3月15日 20時) (レス) id: 9ab103710c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kotonohamikuru | 作成日時：2021年2月26日 9時
