【wrwrd】ぐう有能【軍パロ】

ゴチソーサマでした ページ34

「グルッペン、さっきのファーストキスだろ」






「ｯｯ!?!お前はどうなんだ!!!」


「さｧどうでしょう〜〜」









掴みかかってくるグルッペンを笑ってのらりくらりとかわすと、



思い切りため息を吐かれて恨めしそうに見られる。




「…それより、お前、何故r国に残っていた?

退屈だったんだろう?」









「…………………」









紅茶のカップから立ち上る湯気を頬杖をかきながら眺め、

目を閉じて口角をあげて見せれば響く呆れ声。




「………黙りか」








「……確かに血反吐が出そうなほど退屈で詰まらなかったよr国。


それでも私が残っていた理由はね」









おもむろに席を立ち、背を向けると肩を掴まれる。




「待て。まだ尋問は終わってないゾ」



返事をせず、素早くフォークでグルッペンの残りのケーキを平らげると

「ｱ"ｯ」


と、蛙の潰れたかのような声を出す。









「大半の情報はロボロが持ってる。


どうせ皆今度の作戦会議で知ることになるんだから万々歳。


あと忘れるなよ。









甘味一週間禁止ってこと。」









追い討ちをかけるかのようにﾆﾀﾘと笑って見せ、

唇をなぞってやる。




「ケーキと紅茶とファーストキスごちそーサマでした〜」




「っ、」









ﾋﾟｸﾘと肩を揺らすグルッペンの反応に満足して踵を返す。









誰も居ない総統室でグルッペンは頭を抱えた。





「アイツ………」









紅茶のカップはもう、どちらも空だ。

神様になる日があるのならば、→←紅茶はアッサムが好きだ。

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