今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:3,740 hit
小|中|大
▼笑顔 ページ7
にこにこした彼の笑顔は俺の営業スマイルと同じく、胡散臭いものだった。
俺いっつもこんな顔してんのかよ。
この人絶対腹黒だ。
「あの、急にあれですが無理して笑わなくても良いですよ。」
俺がそう言うと彼は驚いたように目を見開いた。
「…は?」
「俺の勘違いだったらすいません。」
トサカヘッドくんがふっと笑うと一気に顔が変わる。悪い顔だ。
「お前おもしれーな!そのジャージ、烏野高校のやつか?」
「ああ、烏野の三年、バレー部のマネージャーやってる。AAだ。」
自己紹介する。
いろんなことを話していくと、アイツの名前は黒尾鉄朗というらしい。
一気に打ち解けた気がする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ことり | 作成日時:2015年3月10日 23時