【影山飛雄】＊普通系彼氏はきっと無自覚恋愛中。ぱーと２＊【男主】 (ページ12)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,737 hit

▼ストイックなページ12

目を開くと窓から光が射していた。

周りを見渡すとみんなぐーすか寝ている。

でも一つの布団だけもぬけの殻だった。

スマホで時刻を確認すると5:24。

こんな早い時間に誰が起きてるんだ…？

ま、いいか、と深く考えることをやめ、財布だけ持って一階にある自販機へむかった。

買うのは昔から愛飲しているぐんぐんヨーグルと最近「俺的お気に入り紙パック飲料リスト」に登録された野菜の腕力。野菜の腕力はただの野菜ジュースとは一味違う。癖があるので好みは別れるかもしれないが俺は好きだ。

野菜の腕力について大演説をかましながら歩いていると玄関近くの自販機に辿り着く。

するとジャージ姿で肩で息をした影山が外から帰ってきた。どうやら運動後らしい。

「あ、やっほ影山。ランニング？」

「はざっす梨璃さん。はい、体力つけるために朝走ってます」

影山が俺に近づいてくる。あいかわらずでかいな…。