【影山飛雄】＊普通系男子はきっと無自覚恋愛中。＊【男主】 (ページ38)

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▼言ったことページ38

泣き止まない奴らを無視して無理矢理部活を終わらせる。

ちなみに片付けの途中にア○エリ代を武ちゃんに請求したら、領収書がないとできないと断られてしまった。俺の１２０円…。

少し暖かくなってきた夜の帰り道。

みんなと別れた俺は唯一家の近い影山と一緒に歩いていた。

「う…恥ずい…。」

嶋田さんに言われたことを気にしているのだろうか。影山は赤くなった顔を自分の大きな手で覆い隠す。

「そう？『俺がいればお前は最強だ。』ってかっこよかったけど。」

意地悪く微笑むと、一瞬影山の目が見開かれて複雑そうな表情に変わる。

「…あれ、Aさんが言ったのを参考にしたんすけど。」

はい？

「いやいやいやいや。俺はそんなこと言った覚えは…。」

「中学のとき、及川さんに言ってました。俺が言ったそのままじゃないっすけど。」

そういうと影山は俺が中学のときのことを懐かしむように話し始めた。