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▼いじめ ページ19
「じゃあ、試合見ててやるから。」
「あとでねA!」
烏野のベンチに戻ると一斉にみんなに見られる。え、なになに。なんかしたっけ…。
「A、青城の主将と知り合いか?」
なんでこんなに低い声なの?今から俺怒られるの?
「俺、北一じゃん。友達。」
「「ふーん」」
なにこれ新手のイジメ?普通に怒られるより恐怖なんだけど。冷たい空気マジコワイ。
「Aさん、俺、及川さんより優秀なセッターになってみせます。っその、だから」
影山はいったん言葉を切ってうつむいていた顔を上に持ち上げる。
俺の服の裾を強く握って言葉を紡ぐ。
「見てて下さい。」
その表情には固い決意が窺えた。
「うん。見ててやるから、全力でぶつかってこい。」
及川が振り返ると影山がにらむように及川をとらえた。
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作者名:ことり | 作成日時:2015年3月7日 15時