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in リョウガの実家
それはそれは立派な門の前。近所ではお城と名高いその家の前に車が一台停まっていた。その家の中では……。
青｢………で、お前らなにやってんの？｣
あまり強くないお酒を飲んだせいか、少し火照った頬に手を当てながらでケイイチロウは問うた。ただその目はすこぶる冷たい。5人は宴会が開かれている部屋とは違う部屋に通してもらい、ケイイチロウは一時的に宴会を抜けている状態だ。
桃｢だって、ボスが盗られちゃうから！｣
緑｢アンタいっつも喧嘩貰うし｣
黄｢お酒飲んだら、いくらボスとはいえ危ないじゃん｣
紫｢心配したんやで！？｣
ケイイチロウの前で正座しながら口々に心配の声を零す4人と、
赤｢俺は止めたんだよ｣
同じく正座をしてあさっての方向を見ながら呟くリョウガ。そんなメンバーにケイイチロウは深々とため息をつく。
青｢だからって盛り上がってる宴の途中で突っ込んでくんなよ……。リョウガがいなかったら門前払いだったからな？｣
桃｢リョウガが居なくても突っ込んでた｣
緑｢それはそう｣
黄｢うーん、やってたかも｣
紫｢それはちょっと自重しよや｣
真面目な顔をして物騒な事を言う3人に少し顔をひきつらせるキヨハル。
赤｢っていうか！そもそも親父がボスのこと引き抜きたいとか言うから！！｣
？｢それはすまんかったな。ちと冗談のつもりだったんだが｣
キッとリョウガが襖を睨みつければ、襖がすーっと開いて、がっしりした体躯の男性が入ってくる。目鼻立ちはどことなくリョウガに似ており、親子だと言われれば皆納得するだろう。
赤｢あんたの冗談、たまに冗談になんねぇだろ！｣
｢そんなこともあるだろ｣
赤｢それで済ますな！！｣
何処吹く風と言った様子で飄々とリョウガの言葉をいなしていく。そして、初めてリョウガの父親を見た4人は同じことを思った。
桃・緑・黄・紫
(いや、リョウガのお父さん、マフィアっていうか、なんか任侠っぽい。)
まぁ要するに洋服より袴が似合い、銃より日本刀が似合う、と言うようなことである。ちなみに現代日本では任侠とヤクザの境界線が曖昧なところがあるが、もとより任侠とは、仁義を重んじ、人助けする、人の性質である。まぁそれは置いといて。
緑｢………｣
リョウガとリョウガの父親との小競り合いをミナトはじっと観察していた。獲物を狩る前の獣のように。
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nana(プロフ) - 分かりました。ありがとうございました。これからも頑張ってください。 (2021年7月30日 16時) (
レス) id: 4abcb9df84 (このIDを非表示/違反報告)
珠乃(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます。とてもいい案だと思ったのですが、自分が考えている設定と矛盾する点が出てきてしまうので、申し訳ないのですが……。ご期待に添えず申し訳ありません。稚拙ではありますがこれからもご愛読していただけると幸いです。作者より (2021年7月21日 23時) (レス) id: 3737864907 (このIDを非表示/違反報告)
N - 案なんですけど番外編とかで新メンバーを作ってその新メンバーがボスを追い詰めて「殺さないから一人の僕を仲間にしてほしい」というそれで仲間になる。みたいなやつどうですか？ (2021年7月10日 20時) (レス) id: 4abcb9df84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠乃 | 作成日時：2021年4月8日 16時
