もしもの話をするのはやめにしよう (ページ8)

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ジェノくんが出張に行ってから1週間。

ドンヒョクが私の家に入り浸ってから1週間。

なんかもう色々慣れてきた普通のある日

お風呂に入ってると外で
携帯が鳴ってることに気づく。

タオルを巻いて脱衣所に鍵をかけて確認すれば
そこには懐かしくて思わず泣きそうになる名前

急いで応答ボタンを押して電話に出る

「マーク先輩！！」

MK「やー、A！元気か聞くまでもなく元気そう！」

私たちより1つ上の先輩でその代のキャプテン。
とても気さくで優しくて人気者だったマーク先輩は
私たち5人のことに誰よりも世話を焼いてくれていた
素晴らしい尊敬すべき先輩なのだ

私はもちろん4人も大好きな先輩

「どうしたんですか？久しぶりに急に！」

MK「あー、いやまぁ、うん。報告しようと思って」

「え、何ですか」

MK「うん、俺ね。結婚…します。」

「…、え、えぇ！！ほんとですか！？」

予想だにしない衝撃的な報告に思わず叫んでしまう。

廊下がドタドタ言ってるけどドンヒョクが来る予感

いや、今来られるとマーク先輩との
会話を邪魔されちゃうし何より
一緒にいるのがバレるのは正直嫌だ

一瞬だけミュートにしてドンヒョクを追い返す

「ごめん、ドンヒョクなんでもないの！」

HC「叫んでたじゃん！何！」

「上がったらちゃんと話すから戻って！」

しばらくして足音が遠ざかるのを確認して
マーク先輩との久しぶりの談笑を楽しむ

「え、どんな方なんですか？」

MK「うーんと、年上の人で実は幼馴染なんだよ」

「待ってください、それって高校の時言ってた
好きな人じゃないですか！？！！？」

MK「そーいうことになるよね笑」

マーク先輩との恋バナを終えてまた後日
式の招待するから、と電話を後にした

あのマーク先輩が結婚……

羨ましすぎるなぁ