もしもの話をするのはやめにしよう (ページ26)

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私の朝は愛しい人の名前を呼ぶことから始まる

彼がいない昼間は帰ってきたらゆっくり休めるように
家を隅々まで綺麗に掃除する

ドンヒョクの口癖は

「家事ばっかしないで好きなことしてなさい」

私が仕事を辞めるって決めてから
やる事をささっと終わらしておきたい私に
ドンヒョクが約束してって言ってくれたこと

家事を苦だとは思ったことが無いし
ドンヒョクが休める場所であるために
やれることは全部やりたいってのが大きい

帰ってきてドンヒョクがする家事がないと
怒られるんだもん

「なんで洗濯物畳んじゃったの！？」

って言ってくれる

一緒にいるようになってだいぶ時間が経ったけど
相変わらずいっぱいいっぱい愛してくれるドンヒョクさん

Aはデレが少ないのがいいんだよね

そうやって素直に言葉にできない私を
全肯定してくれる甘々お兄さんだけど

私だって好きな気持ちは一生伝えたい

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HC「ただいまー、Aさーん？」

いつもなら玄関までお迎えするんだけど、

違うの、今日はね
リビングに入ってきたドンヒョクに抱きついて

いつも言えない感謝を言いたい日なの

HC「A？いない？」

段々近づいてくる足跡

3，2，1

HC「びっ、くりした、」

「んふふドンヒョク、いつもありがとう大好き！」

HC「何〜可愛い〜ベッド行こ〜」

「あはは、行きません」

こうやって急に渡した気持ちを
ちゃんと受け取ってくれるドンヒョク

これからもずっと一緒にいてね

fin.