もしもの話をするのはやめにしよう (ページ3)

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ようやく私の涙が収まった頃
私は前まで通りドンヒョクのご飯を
2人して食べることになってた

美味しいことしか頭に入ってこない

例えば、
ドンヒョク専用のマグカップが置かれてることとか
ドンヒョク専用の歯ブラシが置いてあることとか
明らかにドンヒョクのワックスとかシェーバーとか

ドンヒョクの物で溢れかえってることを
知らないフリするしか私にはできない

HC「ん？もうお腹いっぱい？」

「うん、ご馳走様でした」

HC「お粗末さま〜」

もはや当たり前のようにお皿を洗って
コタツに入る私を当たり前のように
後ろから抱きしめるイドンヒョク

どうすればいいのかまるでわかんなくて
身動きが取れない私

息の仕方すら忘れてきた

HC「Aさん息してください」

「し、てるよ」

HC「お腹動いてないもん」

「…嫌だ」

私の前に手を回すドンヒョクが
お腹をさすってくる

アウト、アウトだって絶対！

ドンヒョクの息が首筋にかかるくらい近い
くすぐったいし多分それもバレてる気がする

HC「ねぇ、なんで何も聞かないの」

「何が」

HC「まぁいっか、聞かないつもりなら
俺が言ってあげるよ」

ドンヒョクはきついくらいに私を抱きしめる

HC「Aが言うまで、俺もう容赦しないからね」

「どういう…」

HC「ここに入り浸るし付きまとうし、もう当分は
俺から逃げられないと思ってて」

そのまま肩に歯を立てられる

痛い、痛すぎる

HC「なんでとか聞いたらもっかいする」

俺様ドンヒョク高校期再来…？