運命の糸ーNEXTSTEPー (ページ2)

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植物がビルを覆い、あと少しでジャングルと化しそうな渋谷を3人で歩く。

109そう書かれた建物に2人の影が

『アリスくん！うさぎちゃーん！』

「A！」

地下鉄の時はあまり喋れなかったから少しだけ嬉しい。

皆で会話を弾ませる

だがいつまで経っても何も起こらない。

「ゲーム開始ボタン押し忘れてんとちゃうん？」

『何も始まらないね』

道路に皆んなで座り込む。
ゲーム会場はどこにあるんだろう。

「なにか聞こえる」

よく耳を澄ませてみると少しづつ大きくなっていく車のエンジン音

奥を見るとそれは―

『ビーチの番号？？』

数台の車が目の前で止まる

「ネクストステージが始まるって聞いて！」

そう女の人が話す。
ビーチには人が多すぎて誰が誰だか分からない。
こんな女の人ビーチに居たっけな。
そう失礼なことを思いながら話を聞く。

ぼーっとしていると目の前にいた人が銃でうたれ倒れ込む。

『嘘…？』

「逃げろ！！こっちだ！！」

そう叫び皆で一斉に逃げる