運命の糸 (ページ10)

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ここがページ10

『ここが…ゲーム会場…』

携帯を手に取り、エントリーを終わらす

周りにはニタニタと笑うおじさんや、筋肉が凄い男の人、2人の女の子などまだまだ出会ったことの無いプレイヤーが沢山いるんだなと思った。

「あの…ゲームってどうゆうことすか」

『えっ』

『勝たなきゃ死んじゃうよ』

帽子を被った男性。この人もここに来て間もないのだろう。

『名前は？』

「タッタです」

「タッタ」

『タッタくんね、よろしく！』

仲間なんていらないと思ってたのに何故か明るく振舞ってしまった。
多分タッタくんは優しい。ふわっと笑う笑顔はどこか切なくて。自分を否定しているような…

「頑張ろうね！」と声をかける。でもやっぱりまだわけが分かってないみたい。

ふぅ、と深呼吸をして落ち着くと何だか音楽のようなものが聞こえる。
目を移すとそこには―

『チシヤさん…？』

彼が私を見る。
良かった生きてたんだ…

するとなにやら2人の男性が

金髪の強そうな男と顔つきがいい男

「やめとけ。アリス」

タッタくんと何やら話してるみたいだけどあのイケメンくんアリスくんって言うんだ…

タイプだなぁと思いながらゲームが始まる。

ゲーム「鬼ごっこ」

るぅる
鬼に捕まらずじんちを見つけることが出来たらクリア
制限時間まである

続々とプレイヤーが散らばっていく。

私も頑張らなきゃ