運命の糸 (ページ6)

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薔薇ページ6

中に入るとそこには3人の人が。

ガラスのケースの様なものに入っている。

さっきから外の銃声と悲鳴がうるさい。

目の前のパネルには誰か一人を助けよ
意味不明。別ゲー始まってんじゃないのと頭の中で文句を言う

横の看板には“結婚 ”

よく見ると3人の男性の横にバラが植えてある
1人は1本
もう1人は2本
あとの1人は3本

『誰か一人……』

「ところでさ」

『はい？』

「なんでここだって分かったの？」

『あぁ。ポスターのキャラクター。おそらくここのキャラクターでしょう。名前はRose。Roseはラテン語で薔薇という意味が込められています。このテーマパーク内には逃げてきた感じ薔薇はなさそうですしね。ということはなんらかの小物や薔薇のマークかもしれないと思い、薔薇のステンドガラスだったここの部屋に入ったんです。』

「なるほど」

横のバラと看板の結婚。

「チシヤさん。分かりましたが確信ではありません。私が死んだらよろしくお願いします。」

そう言い残し1本しか咲いてない薔薇を持つ男の部屋に入った。

「なんで…」
そう言いかける彼の後ろには可愛らしいウサギのぬいぐるみが。

❴ゲームクリアこんぐらちゅれいしょん ❵

スマートフォンから音楽が流れる。

それと同時に隣のガラスケースから爆発音が。

目を移すとそこには首が弾け飛び無惨な姿になった男達が。横に咲いている薔薇が血に染っている。

『なんで…』

そんなことを言う私を黙って見ていた彼。

私は思った

こんな世界。生きていけない―