運命の糸 (ページ5)

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キャラクターページ5

後ろのポスターにはwelcome！！！！という文字と一緒に紫色のウサギが描かれていた。

『Rose…？』

「ん？」

『ゲームってなぞときですか？』

私の変な質問にビックリしたのか少しだけ目を見開く彼

「そうだと言ったら？」

『貴方、名前は？』

「チシヤ」

『チシヤ…』
チシヤと名乗る男は口角を少しだけ上げている。
その顔にどこか魅力を感じる。

「君は？」

『私はA』

「そう」

案外素っ気ないなと思うけどお互いどちらかが死ぬかもしれない。そうなるとこれくらいが丁度いいのかも。知り合いが死ぬのは見てて辛い。だから単独行動の方が向いているのだろう。

「で？なにか思いついた？」

『まだ確信じゃない』

そう言い放ちポスターを追いかける。
ポスターに導かれながら歩くとそこには薔薇のステンドガラスがはめ込まれたドアが。

『行こう。チシヤさん』

「ふぅん」

高鳴る心臓を無視しドアノブに手をかけた