運命の糸 (ページ22)

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まじょがりページ22

監視室に行くとクイナもいた。

『クイナ！』

「あんた生きとったん？！」

2人は頭がいい。ここを選ぶなんて。
するとひとつのカメラに何かを探す女の姿が。

『この人何してるんだろう』

「外では殺戮が起きてんのに」

「こいつが魔女かもしれん。ちょっと行ってくるわ」

「俺もそろそろかなぁ」

『私も行かなきゃ。』

監視室を出る。
クイナは別方向へ
チシヤさんと途中まで一緒に行った。

『死なないでね…チシヤさん』

「君の方が死にそうだけど」

なんだコイツは。
ここに来てまでこの余裕。この1秒でさえ、人が死んでいるというのに。

『私が死んでもチシヤさんは死なないで。』

「うん。もちろん」

別れ、ロビーへ向かう。
モモコ？モモカ？だったけ。
見なきゃ分からない。名前なんてどうでもいいんだ。

ロビーには人が沢山倒れていた。
モモカの近くまで来ると胸に包丁が突き刺さっている。

「ちょっといい？」

『アン…？』

そう言い、アンはハンカチで丁寧に包丁を抜き取る。

『何してるの？』

「急がなきゃ時間が無い。」

するとロビーの奥から人が走ってくる。

走っている人たちは一瞬で銃で撃たれて倒れる

『アン。何かわからないけどそれで魔女が分かるんでしょ？』

『私に任せて。早く行って』

アンと顔を見合わせる。
2人で深く頷く。