運命の糸 (ページ16)

今日:28 hit、昨日:18 hit、合計:14,852 hit

彼ページ16

「走り回ってると転ぶよ」

『私をこんな所に連れてくるなんて！！変態しかいないじゃないですか！こんなとこ！』

「ごめん。お腹痛くない？」

そう言って体のラインを触ってくるチシヤさん

『チシヤさんもじゃん！辞めてください！』

「他の人と一緒にして欲しくないなぁ」

眉毛を上にあげながら笑う彼

猫みたい

『チシヤさんの部屋どこですか。』

「そんなこと言ってると変な奴らに襲われちゃうよ？」

『はっ！？』

ケラケラと笑うチシヤさん

完全に私で遊んでる。
なんてやつだ。

『なにかあったらすぐにチシヤさんの所に行きます。』

「へぇ」

『だから、部屋！教えてください！』

「行こうか」

『ん？何処に？』

「部屋。来るんじゃないの？」

『行きます！！』

そんなノコノコついて行っていいのかな。
チシヤさんの部屋どんなのだろうなんて考えながら隣を歩く。

『失礼しまーす』

部屋に案内されて入ると彼の匂いが広がっている

抱きしめられてるみたい

「別に他の部屋と変わらないよ？」

『そうですねぇ』

部屋を見渡していると急にチシヤさんがパーカーを脱ぎ出した。

パーカーの下の上半身が露になりビックリする

『へぇ！？あ、えっ？あの急に脱がないでください、』

「耐性ないんだ、以外」

また笑う彼。

着替えたよ、と彼の方を見ると黒いTシャツ姿

なんか珍しいなと思いながら眺める。

「で？いつまでいるの？」

『いやですよね！すみません！』

慌てて部屋を出る。無性にドキドキして高鳴る心臓が彼にバレて居ませんように心からそう願った。