運命の糸 (ページ15)

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ビーチページ15

ここは理想郷、ビーチと言うらしい。

「あなたの部屋はこっちよ」

綺麗な顔だちな女の人が話しかけてくる。
アンと言うらしい。

『あの…私水着持ってないんですけど…』

「ここでは水着を着用」

ボーシヤと言う男が言っていた言葉を思い出す。

ほんとにここに居て大丈夫なのだろうか。

「大丈夫。私が用意しておいたから」

『へぇ？あ、ありがとうございます。』

手渡されたのはピンクと白のガーリー系の水着

『え？あの私こんなの似合わないんですけど』

「似合うと思うけど。」

『しかもスカート…』

「可愛いじゃない。」

『はぁ…』

「水着に着替えたら自由にしてて」

『ありがとうございます…』

上の水着はしっかりした布で韓国っぽい
流行りだな…
こんな服来たことない。ましてや水着なんて
露出が多すぎた為、長袖のカーディガンを羽織った。

『情報を探すにはやっぱり探索…かな…』

部屋を出ると外からPOPな音楽が聞こえる

プールサイドまで歩くと、男女が浮き輪から接吻をしたり、体をベタベタと触ったり、服を脱がそうとしたり…

『どうしたらいいんだ…』

「ん？新入りか？」

声をかけられ振り向くとそこにはいかにもチャラチャラしてますよ系の男がいた。

『邪魔でした？すみません』

そう言って移動しようとすると手を掴まれる。

『あのっ離してください！』

「怯えちゃってかわぁい〜」

ニヤニヤと笑う男たち
カーディガンをぬがしてくる

キモすぎ！！まじ鳥肌なんですけど！

「可愛い水着着てるね？」
掴まれている手を振りほどいてその場から逃げる

『無理無理無理！生きていけない！！』

走っていると誰かにぶつかってしまった。

すみません、と声をかける

そこには大好きな彼の姿が

『チシヤさん…』