▼STORY.3 ページ3
syp「Aさんまだ熱いので気を付けてな」
今日の朝食当番のエミさんとショッピくんは手際良くテーブルに食事を並べ、ショッピくんは私の前に食事を置きながら声を掛けてくれる。
『ショッピくんありがとう』
syp「いいえ」
落ち着いた笑みを残してショッピくんはまた配膳に戻って行く。
全員が揃った食堂は賑やかで、食事は温かくて美味しくて、自然と笑みが零れていく。
tn「ご馳走様。俺仕事残ってるから先部屋行くな」
行儀良く手を合わせてから食器を片付け食堂から出て行くトン氏。
空いた席にはすかさず彼が...
zm「A細いんやからもっと食わんと」
ゾムくんが来る前に席を立とうと思っていたのに、ゾムくんは私にその隙を与える事はなかった。
『ゾムくん...こんなには食べれないよ』
zm「食えるって！...ほら、口開けや」
私の顎を掴み強制的に自分の方に向かせるゾムくんと、近づいてくるスプーンに反抗できず大人しく口を開ける。
ht「また食わされてるじゃん」
食器を片付けるのに私たちの後ろを通りかかったらんらんは笑いながら通り過ぎていく。
笑ってないで助けてよ…なんてらんらんの背中を見つめてみたけど、ゾムくんからの食事攻撃には勝てなかった。
食器を片付けて人が減った食堂の椅子でボーッとしていると、
rb「A今ええか？」
私の横に立つロボロくんが私の顔を覗き込むように顔を傾けて話しかけてくる。
『ん、どうしたの？』
rb「あのな、しんぺい神まだ飯食ってないやん？」
『うん』
rb「アイツずっと仕事しとって飯食っとらんから、部屋に届けてほしいねん。
それから、しっかり休めって言っといて」
『わかった！』
rb「ありがとうな。アイツAの言うことなら聞くから」
ロボロくんからお盆に乗った食事を手渡され、階段をゆっくり登っていく。
『しんぺいさん、朝食持って来たよ』
両手が塞がっていてノックが出来ないためいつもより少し大きい声で彼を呼ぶ。
sn「Aおはよう。持ってきてくれたん？」
開いたドアからは目の下に薄らクマが出来ているしんぺいさんの姿。
『ロボロくんが心配してたよ』
部屋に入れてもらい周りを見渡せば、しんぺいさんの机の上には仕事の資料や本が山積みになり床にも散乱している。
彼が食事をしている間に私は床に散らばった資料を整理する事にした。
この後が1番重要任務。
彼をしっかり寝かさないときっとトン氏みたいにいつまでも仕事するから.....。
どうにかして寝かせる方法を模索しながら片付けて行く。
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呉城 莉李。(プロフ) - ともさん» こんばんは！コメントありがとうございます^^*確認させて頂きました所、主人公のセリフだった為修正させて頂きました！気が付かなかったので教えて頂けて助かりました（ ；∀；）ありがとうございます！ (2018年11月11日 19時) (
レス) id: 96018d2087 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 初めまして。小説の投稿お疲れ様です。１つ質問させてください。【STORY.13】の「お待たせ。〜」の台詞がグルッペンさんになってるんですけど、主人公であってますか？ (2018年11月10日 5時) (レス) id: 327d15f941 (このIDを非表示/違反報告)
パス(PASU) - 呉城 莉李。さん» いえいえ!!! 更新、お疲れ様です!!! (2018年8月16日 21時) (レス) id: e5858196b1 (このIDを非表示/違反報告)
呉城 莉李。(プロフ) - パス(PASU)さん» わざわざありがとうございます（ ；∀；）探してみますね！笑笑 (2018年8月16日 16時) (レス) id: 2c8da04070 (このIDを非表示/違反報告)
パス(PASU) - 呉城 莉李。さん» 覚えてないです… ただただ可愛かったのを覚えています((((((( (2018年8月16日 5時) (レス) id: e5858196b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：呉城莉李。 | 作成日時：2018年4月1日 11時
