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『ごめんね、来てくれてありがとう。』
と、立ち上がり零を見る
「なんで、待ってられなかった？」
そう言う零の目も声色も怖かった
『だって…待ってたら彼女、連れ去れてたかもしれなかったし…』
あまりの零の怖さに声が小さくなる
『……すぐ側で…ずっと見てたから…トラウマに苦しむ彼女の姿を。もし、さっきの子も襲われてたら一生の傷を負うことになるかもって思ったら…』
「じゃぁ、代わりに私がその傷を負いましょうってことか？？」
『違うっ！！零達が来てくれるって信じてたから！！』
「あぁ。助けを求められたら行くさ！？当たり前だろ！？
今回は間に合ったから良かったんだ！！
間に合わなかったら？？Aが傷付いていたんだぞ？分かってるのか？」
『そう、だけど…』
「良いか。よく聞けA。もし、間に合わなかった時傷つくのはAだけじゃない。
爽雨と令弥もお前に元気がないと、傷付き悲しむ。
俺も、間に合わなかった。助けられなかったと嘆き苦しむんだぞ！？」
Aが目覚めなかった5日間、どれだけ不安な毎日だったか知らないだろ？
「お願いだから、周りのことも考えて行動してくれ…」
『ごめんなさい…』
私は零の顔を見ることが出来なくて俯く。
俯いた先には、こちらを心配そうに見つめる
爽雨と令弥の顔。
その表情に
悲しいやら、悔しいやら、怖いやら、申し訳ないやら
とにかく、いろんな感情で涙が溢れた
『…グスッ』
はぁー。
零のため息が耳に届いた。
迷惑をかけてしまったと、嫌われてしまったと
涙が止まらない
『ごめんね、ごめんね…爽雨も令弥も。』
私が泣くのは間違ってる。だけど、涙が止まってくれない。
近づく零の足音から逃げるように
双子を抱きしめしゃがみ込む。
すると
「かあさん、よしよし」
「かあさん、なかないで？」
小さな手が頭を撫でてくれた。
双子の優しさにまた涙が止まらない。
すると、いつのまにか背後に立っていた零が
私の脇の下に手を入れて、立たされ
身体がクルッと半回転したと思ったら
「無事で本当に良かった…」
抱きしめられた彼の汗ばんだ体にまた、涙した。
急いで来てくれたんだね…
『…ごめんなさい。』
私も抱きしめ返した。
「かあさんが泣き止んだら、花火見るぞー！」
「「うん！！」」
ーーーー
リクエストのお言葉に創作意欲が湧いて(^ ^)
いきなり夏にぶっ飛びました。笑
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こっちゃむ(プロフ) - かなみさん» かなみ様も再びコメントありがとうございます！ あれはもう涙を誘うお話でしたね(TT) 高明さんも察するの早すぎてなんかもう…。 夢でくらい良い夢見ても良いですよね！？笑 のんびりほんわかな、降谷家をこれからも見守って下さい(*^^*) (2018年9月23日 17時) (
レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - サンデー読みました…泣きました｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡お兄さん…切ない…本編は双子と零とひろみつが可愛くて萌えました( ^ω^ ) (2018年9月23日 8時) (レス) id: 1c1fe68b1d (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - Akiko Taneiさん» Akiko様、いつもコメントありがとうございます！景光さん生存説は、私の中ではまだ継続中です。お父さん大好きー！な気持ちが伝わりましたでしょうか？ 景光さん、ナイスな提案ですよね？笑 (2018年9月23日 8時) (レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - 三神奈津美さん» 三神様、いつもコメントありがとうございます！今回のサンデー泣きそうになりました。驚きました？？お父さん大好きですからね(^^) 今ちまちまと下書き中です！更新今しばらくお待ち頂けると幸いです！(*^^*) (2018年9月23日 8時) (レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
Akiko Tanei(プロフ) - ヒロさん生きてた！ありがとうございます。双子のパパを思う気持ちに感動しました。それにしても『おやじ』発言には笑いました。 (2018年9月22日 9時) (レス) id: 9e9a329289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっちゃむ | 作成日時：2018年8月29日 0時
