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「「お疲れさま」」
カチンと、小気味好い音が響いた。
『今日は、本当に楽しかったねー！』
一口ビールを口に含むと私は、グラスから目を離さずに、話し始める。
『ハロが川に落ちちゃった時は、びっくりしたなー。釣りはもう当分良いかなー。あ、でもルアーだったら大丈夫かな。虫はもうやだよー？触れないから。』
「A」
零が私の名前を呼ぶが気付かないフリをして話し続ける。
『カブトムシ捕りに行っても良いけど、私は絶対にノータッチだからね？零達が責任を持ってお世話してね？』
「A」
また呼ばれるが、零を見ると先ほどの女性との光景が浮かび、嫉妬の感情を向けてしまいそうで、見ることが出来ない。
『カブトムシと言えば、夏！あの生きてるかどうか分からないセミは本当に、恐怖！！
近づくとさ、いきなり
「Aっ！！」
零の声色に怒りが滲んでいたので、流石にグラスからは視線を外し、零の方に顔を向ける。
『あっ？えっ？どうしたの？？』
それでも、視線は零の胸元だ。
「なぁ、何で俺の顔を目を見ない？」
『えっ…？』
チラッと目を見るが、じっと私から視線を離さない零と目線を合わせることが出来ない。
「気付いてないと思ったのか？？」
『あの…えっと…』
「さっきトランプしてる時もそうだった。いや、風呂から帰ってきてからだな。」
私がいつから視線を合わせようとしていなかったか、最初から分かっていたみたいだ。
『……ごめんなさい。』
頭を下げて、小さい声でその言葉を言うのが精一杯だった。
「自覚はあったんだな？？」
呆れたような、怒っているような声の零。
『…ッ。は…い。』
視界がぼやけてくる。
はぁー
零から漏れたため息に、慌てて顔を上げる
『…ッ！！ご…っ。ごめんなさいっ！！』
一度零を見て、しっかりと頭を下げる。
そして、零の両腕を掴み、アイスブルーの瞳をしっかり見て伝える
『き…き、嫌いにならないでっ…。お願いしますっ！！目も合わせるからっ！』
嫉妬なんて、もうしないから…
心の中でそう呟いた
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こっちゃむ(プロフ) - かなみさん» かなみ様も再びコメントありがとうございます！ あれはもう涙を誘うお話でしたね(TT) 高明さんも察するの早すぎてなんかもう…。 夢でくらい良い夢見ても良いですよね！？笑 のんびりほんわかな、降谷家をこれからも見守って下さい(*^^*) (2018年9月23日 17時) (
レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - サンデー読みました…泣きました｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡お兄さん…切ない…本編は双子と零とひろみつが可愛くて萌えました( ^ω^ ) (2018年9月23日 8時) (レス) id: 1c1fe68b1d (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - Akiko Taneiさん» Akiko様、いつもコメントありがとうございます！景光さん生存説は、私の中ではまだ継続中です。お父さん大好きー！な気持ちが伝わりましたでしょうか？ 景光さん、ナイスな提案ですよね？笑 (2018年9月23日 8時) (レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - 三神奈津美さん» 三神様、いつもコメントありがとうございます！今回のサンデー泣きそうになりました。驚きました？？お父さん大好きですからね(^^) 今ちまちまと下書き中です！更新今しばらくお待ち頂けると幸いです！(*^^*) (2018年9月23日 8時) (レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
Akiko Tanei(プロフ) - ヒロさん生きてた！ありがとうございます。双子のパパを思う気持ちに感動しました。それにしても『おやじ』発言には笑いました。 (2018年9月22日 9時) (レス) id: 9e9a329289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっちゃむ | 作成日時：2018年8月29日 0時
