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不快 (解説に近い話。) ページ31

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「オイ。目障りだ。去ね。」



部屋に入ってきた呪霊が腹立たしい。



『宿儺、ごめんね。びっくりしたかな?宿禰は、怖くない?大丈夫?』

「母さんが守ってくれるし、怖くないよ!」

「ケッ。Aに守ってもらうなんて、鈍間なものだな。」

「ハッ。心配してもらえないからって文句言うのやめてくれない?それに、宿儺も同じだろ。」

「たわけ。俺はAとの約束を守っているだけにすぎぬ。それと、A。俺は驚いてなどおらん。あやつがこの場に入ってきたのが不快なだけだ。」

『フフ。ちょっと待っててね。』

「俺がやっても良いのだぞ?いい加減、頷け。」

『それは、ダメ。』



ゆっくり、おやすみ。と言って、呪霊に触れてその存在を吸収するのだった。


Aは、なるべく俺達の目に留まる前に吸収しているので、先ほどの言葉だ。

齢五の幼児に見せるもんではないのだろう。

その証拠に宿禰は呪霊を視ては、よく泣いていた。


3歳の頃に、全てを思い出した俺はこうしてAの子として生きている。
記憶があることは、Aも知っている。

俺達は特級術師に引けをとらないほどの力を持っていた。
単純に計算すれば、両面宿儺の力は、20分の1。
宿禰と分けたようなもんだから40分の1。
それだけなら、特級術師としての力は無い。

ならば、何故、こんな力を持っているかと言うとAが吸収していた呪霊が、呪力となって俺達に宿った結果だった。

それでも、両面宿儺の指20本分の全力には、まだ及ばないが。




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設定タグ:呪術廻戦 , 両面宿儺
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こっちゃむ(プロフ) - 朧さん» 朧様、コメントありがとうございます!(^^)夢主さんイカれてますので、食べちゃいましたねw 神作品と言って頂けて本当に光栄です。涙までっ!こちらこそ、感謝の気持ちでいっぱいです!また、別の作品で会えることを願ってます!読んで頂きありがとうございました(*^^*) (2021年2月14日 22時) (レス) id: 04ce2c00fd (このIDを非表示/違反報告)
- こんばんは!神作品を作っていただきありがとうございます。夢主が宿儺の指を食べた所は「え、それヤバナイ?」と思いましたwでも後でまた生きてくれてて良かったと思いました!過去編もめっちゃ泣けました。本当にありがとうございました! (2021年2月13日 22時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - 猫人さん» 猫人様、コメントありがとうございます!(*^^*)数ある作品の中から目を通して頂けるだけでも光栄なのに、一気見、神作と、お褒めの言葉、大変嬉しく思います(*^^*) 最後までお付き合い頂きありがとうございました!(^^) (2020年12月29日 10時) (レス) id: 04ce2c00fd (このIDを非表示/違反報告)
猫人(プロフ) - 設定やストーリーがしっかりしていて一気に見てしまいました!とてもおもしろかったです。神作をありがとうございます!! (2020年12月28日 22時) (レス) id: 06ea173e41 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - 雪丗さん» 雪丗様、いつもありがとうございます!この話は終わりは決まってたのです(^^) 書き置きにオチまで載せてしまうとあれかなーと思って載せなかっただけなので!なんて言うか、勢いで書き切りました!!また、改めてメッセージ読ませて頂きますね!(*^^*) (2020年12月16日 17時) (レス) id: 04ce2c00fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こっちゃむ | 作成日時:2020年12月14日 21時

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