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「そうです。真に仕えたいと思う主人を晴耕雨読しながら、待っていましたね。そして、劉備が迎えに来て臥龍を起こしたと言うわけです。」
『あれ…？何で孔明の話に…。あっ！私のせいで話がかなり逸れてしまいましたね…ごめんなさい。』
「良いんですよ。知らないことは聞いて下さい！どこまでお話ししましたっけ？」
落ち込む私に対して嫌な顔一つせず、にこやかに返事をしてくれた。
『夜明け前が一番暗いって話から、苦難や雌伏の話になりました！！』
「そうでしたね！苦難や雌伏の期間は、終わりがけの時期が一番苦しいんです。それを乗り越えれば、事態は好転するんですよ。」
『夜明け前が一番暗いなら、闇と変わらないんじゃ？？』
「そこに青灯ですよ！」
『え？？』
「闇夜の灯火」
『闇夜の灯火？？』
「闇夜で困っている時に、提灯などの灯りに出会うことから、困り切っている時に頼りになるものに巡り合うこと。また、待ち望んでいたことが実現する事の例えです。
暁の暗闇で最も苦しく、困っている時に青灯の灯火に巡り合う。
そして、青灯という光が差し込み事態が好転。女男爵が待ち望んでいたことが実現すると言うわけです！」
『なるほど！青灯あっての、暁の女男爵と言うわけですか！！これなら、闇の男爵もやっつけれそうです！流石ですね！！』
カッコいい理由が出来た！と満足げな私をバックミラー越しに見たのか、安室さんはクスクスと笑うのだった。
「ところで、何で後部座席に？」
『助手席は彼女さんの特等席ですからね！』
「そんな相手僕には居ませんよ？」
と、また笑うのだった。
そんな話をしているうちに、駐車場に着いた。
2人でハロを迎えに行く必要もないとの事で、私は車の中で待機中。
あれ…？ハロの散歩なんだから、私車で待ってる必要なくない？
と、安室さんが居なくなってから気付いた。
そうこうしているうちに、ハロを抱えた安室さんが戻ってきてしまった！
「アンっ！」
運転席から後部座席に座っていた私に、元気よくハロがご挨拶。
『ふふ、ただいま？ハロ、一緒にお出掛け出来るって！』
喜びからか、タッと運転席と助手席の間をすり抜け私の膝の上にダイブしたハロの身のこなしは、とても軽やかだった。
顔が変わっていても、匂いで判断出来るのか変装後もハロは態度を変えなかったのだ。
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こっちゃむ(プロフ) - ルートさん» ルート様、コメントありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです！書いてると、本当にこれ面白いのかな？とか思って挫けかけるので、本当に励みになります！亀更新ですが、完結はさせたいと思ってますので、これからもよろしくお願いします！！ (2019年1月8日 19時) (
レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - Blue purpleさん» Blue purple様、コメントありがとうございます！あけましておめでとうございます！(^^) 亀更新で申し訳ないですが、これからも更新していきますのでよろしくお願いします！！ (2019年1月8日 19時) (レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
ルート(プロフ) - 先程前のパートを読み終わりまさた。もうなんかもう引き込まれました…最後の終わり方がもうなんか凄いです語彙力がなくて上手く伝えられないのが悲しいです…ｗ続き今から見ます！とにかく大好きです！ (2019年1月8日 11時) (レス) id: 099aeabd28 (このIDを非表示/違反報告)
Blue purple(プロフ) - 明けましておめでとうございます！ (2019年1月8日 7時) (レス) id: f313cfa636 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっちゃむ | 作成日時：2018年11月19日 5時
