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「いらっしゃいませ」
辺りが夕日に染まり始めた頃、来客を告げるベルの音が響いた。
僕は今しがた入ってきた人物を見るため視線を落す。
「安室さんっ！ようやく会えた！！」
聞きたいことがあったのに、全然ポアロに居ないんだからと、少し不機嫌そうに入ってきたのは、コナン君。
そして、カウンター席に座り僕の前を陣取った。
「やぁ、コナン君。そう言えば梓さんにも言われていたね。僕に聞きたいことがある、と。
でも、君が僕を訪ねに来て会えなかった翌日、僕はポアロに１日居たけど、君は来なかったじゃないか。何も僕だけのせいじゃない。」
アイスコーヒーで良いかな？と言うと
「安室さん、ありがとう。えーと、その日はちょっと事件に巻き込まれちゃって…あははは。」
痛い所を突かれたコナン君は誤魔化すように笑う。
「巻き込まれたと言うよりコナン君、君の場合は、自ら首を突っ込んだんじゃないのか？」
咎める様にじっと目を見ると、
「そ、それよりっ！安室さん、福猫拾ったんでしょ？僕会ってみたいなぁー。」
と、話を逸らしてきたのだった。
「福猫は、今僕の家に居るよ。しかもとっておきの幸運を運んでくれた。だけど、家から出ることが出来ない。その幸運は君の為にもなる。そこでだ、コナン君。」
「え、何！？」
「君にお願いがあるんだ。」
「なんか怖いよ、安室さん…」
「大丈夫、簡単な事だから。ちょっと耳貸してくれるかな？」
口元に手を当ててカウンター越しに近づくと、彼も耳を寄せてきてくれるのだった。
ーーー
「ね、簡単な事でしょ？」
「もっと凄いお願いをされるのかと思ったぜ…。分かったよ。協力するよ！」
「小学生の君に大層なお願いをするわけないじゃないか。僕を何だと思ってるんだよ、コナン君は。」
「あははは。いつでも良いの？」
「あぁ、僕もなるべく合わせる。」
「分かった！また、連絡するね！」
これでAさんも少しはストレス発散出来ると良いんだけど。
今はハロとまた寝てたりするのか？
それとも、夕飯の下拵えでもしているのだろうか？？
家でハロと一緒に待っているAさんの事を思うと、自然と笑みが溢れた。
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こっちゃむ(プロフ) - ルートさん» ルート様、コメントありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです！書いてると、本当にこれ面白いのかな？とか思って挫けかけるので、本当に励みになります！亀更新ですが、完結はさせたいと思ってますので、これからもよろしくお願いします！！ (2019年1月8日 19時) (
レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - Blue purpleさん» Blue purple様、コメントありがとうございます！あけましておめでとうございます！(^^) 亀更新で申し訳ないですが、これからも更新していきますのでよろしくお願いします！！ (2019年1月8日 19時) (レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
ルート(プロフ) - 先程前のパートを読み終わりまさた。もうなんかもう引き込まれました…最後の終わり方がもうなんか凄いです語彙力がなくて上手く伝えられないのが悲しいです…ｗ続き今から見ます！とにかく大好きです！ (2019年1月8日 11時) (レス) id: 099aeabd28 (このIDを非表示/違反報告)
Blue purple(プロフ) - 明けましておめでとうございます！ (2019年1月8日 7時) (レス) id: f313cfa636 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっちゃむ | 作成日時：2018年11月19日 5時
